第21話 女教皇~ハイプリエステス~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「じょ、承太郎と里美があぁ―――ッ!!」
「い・・いやあぁッ・・・!!」
6人は力なく項垂れる。
しかし――――――――
「ん?待て」
「ジョースターさん、どうしたんですか?」
「何か聞こえないか?」
ラ・・オラ・・・ッ・・・
「確かに・・・」
「遠くから聞こえるような・・・」
オラオラ・・・・オラ・・・オラオラ・・・
「だんだん近づいてくる・・・」
「っ!この声は!!」
「ああ!間違いない!」
全員の視線は承太郎たちが押し潰された歯へ・・・。
「歯だ!歯の中から聞こえてくるぞ!」
「つっ!いかん、みんな身を屈めろ!!」
全員が一斉に身を屈めた。
『オラオラオラオラッオラオラオラァッ』
バキバキと派手な音を立ててスター・プラチナが歯を撃ち砕いて出てきた。
「ダイヤと同じ硬さなのに歯を掘って出てきたッ!」
「OH!MY!GOD!!ついでに他の歯もへし折ってるぞ!!」
「全く・・・」
「本当に大したパワーだ」
「おい、みんな!このまま外へ出るぞ!」
里美を抱きかかえたまま歩き出す。
『オラオラオラオラッオラァ!!』
ドバンッ!!
ハイプリエステスの全ての歯をへし折って脱出する一同。
「やれやれ・・・確かに硬い歯だったが、叩き折ってやったぜ。
ちとカルシウム不足のダイヤモンドだったようだな」
里美を抱えたまま海上に向けて泳ぎ出す承太郎。
〈・・・・・ミドラーって女性じゃなかったっけ・・・敵が女性とはいえ容赦ないな・・・〉
海上で倒れているであろうまだ顔も知らぬミドラーのことを思うと本気で同情した里美だった。
――――――――
場所は変わり、8人無事に海上に上がった。
「はあぁ・・・ひでーめにあったぜ」
「でもまあ・・・全員無事についたから結果オーライね」
「ん?」
すると砂浜に女が倒れていた。
「あ、ミドラー・・・」
「え?あれが本体か?」
「ええ、そうよ」
「へえ~~・・・」
ポルナレフが海から上がって近づく。
「ちょっと、何してるの?ポルナレフ」
「美人かどうか見てこようと思ってよ、スタイルは良さそうじゃあねぇか」
「どっちにしろ再起不能だろう、確かめなくてもいいんじゃないか?」
「でも美人だったら勿体ねーだろ」
「やめた方がいいと思うわよ」
「いいからいいから!」
イシズが止めるもポルナレフは確かめる気満々である。