第21話 女教皇~ハイプリエステス~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「追ってくるか?」
「いや、見えない!
『女教皇(ハイプリエステス)』は金属や鉱物に化けるスタンドだ、魚や海水、水泡には化けられない」
「ああ、だが油断は禁物だ。
追ってくるとしたらスクリューのある何かに化けて追ってくるはず動く石ころや岩にも注意するんじゃ」
ジョセフの忠告を肝に銘じ、警戒しながら泳いでいくと海底トンネルが見えた。
「見えたぞ!海底トンネルだ!」
「ついにエジプトの沿岸か!」
「ふむ、深度7m。いよいよだ」
「この岩づたいに泳いで上陸するのだ」
アヴドゥルが先導して泳ぎ出すが・・・。
「ん?ちょっと待って」
「どうした?イシズ」
「今、この岩動いたような・・・」
一同がイシズの言葉に動きを止めた時だった、岩場が本当に動き出したのだ。
岩場が2つに割れたのだ、そしてものすごい力で吸い寄せられる。
「なっ、なにィィ!!」
「スタンド!これはスタンドの顔だわッ!2つに分かれたのはスタンドの口ッ!!」
「化けていたのだッ!こんなにでかく!」
「ば、ばかな!!さっきはあんなに小さかったのに!!」
8人は口の中にあっという間に吸い込まれてしまう。
「どうなってんだ!?このスタンドのパワーは!!さっきの小さい時とは比べ物にならないぞ!!」
「ハハハハハッ!頭のトロイ奴らよの―――ッ、石や岩も鉱物なら海底も広く鉱物という事に気が付かなかったのかッ!」
「この声!ミドラーだわ!」
「フフフ、ハハハッ!イシズ、警戒心の強いアンタが不覚だったね!!
私の能力を知っていてもこれじゃあ様あないねぇ―――――ッ!!」
ミドラーの言うことに反論できないイシズ。
「このスタンドパワー!スタンドがこんなに強くて大きいのは本体が近くにいるということだ!きっとものすごく近くにいるぞッ!」
「そう!私はそこから7m上の海岸にいるよッ!だが、お前たちはハイプリエステスの中ですり潰されるから私の顔を見ることは・・・できない!」
するとハイプリエステスは口の中の水だけを吐き出した。
そのためジョセフたちは口内に着地する。
「ここは・・・」
「どうやらまだ口の中みたい」
「そのようじゃな・・・」
「ヘイ!承太郎!」
「?」
「承太郎!お前は私の好みのタイプだから心苦しいわね・・・私のスタンド『女教皇(ハイプリエステス)』で消化しなくちゃあならないなんて!」
「んなっ!!」
ミドラーの言葉に怒り出す里美。
「ホントこんな出会い出なければね~、惜しいわァ!!
でもお前を倒せばDIO様に褒めてもらえるの、悪く思わないでね~~」
するとポルナレフが承太郎に耳打ちした。
「やれやれ・・・言うのか?」
「そうだよ、ほれ!言えって、いいから言え!」
承太郎はため息をつくとスタンドを通して話しかけた。
「おい、ミドラー。1度アンタの素顔を見てみたいもんだな、俺の好みのタイプかもしれねーしよ、恋に落ちる・・かも」
「・・・・・・・♡」
承太郎の言葉を真に受けて顔が赤くなっているのか口内も赤くなっている。
「・・・・」
「ちょっとちょっと・・・」
「イシズさん・・・里美ちゃんが怖いよ・・」
黙っていても里美の周囲には冷たいオーラが・・・。
しかし、それには気づかず男性陣は次々にミドラーを褒めちぎる。
「お・・・俺はきっと素敵な美人だと思うぜ!もう声でわかるんだよな、俺は!」
「うむ、なにか高貴な印象を受ける。これは占い師の感だ!」
「女優のオードリー・ヘプバーンの声に似てませんか?」
「わしもあと30歳若かったらのォ」
「「「・・・・・」」」
呆れて男性陣を白い目で見ている女性陣。