第21話 女教皇~ハイプリエステス~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「花京院・・・スタンドの奴、どの計器に化けたのか、目撃したか?」
「!」
花京院は恐る恐る計器を指す。
「確か・・・この計器に化けたように、見えたが・・・」
すると花京院を下がらせ、スター・プラチナの腕で計器を叩こうとする・・・しかし、里美があるものを目撃する。
「危ない!花京院くん!」
「!?」
花京院は里美に飛びかかられて地面に伏せる。
「ぐっ!」
里美の背中に切り傷が出来た。
「ブギ――――ィィ!!」
「な!計器じゃねえところからスタンドがッ!!」
「ブギャハハハッ!!」
「『氷の妖精(アイス・フェアリー)』!!」
里美はスタンドで攻撃をするが避けられ、逆に肩を負傷する。
「里美!」
「移動していたのだッ!計器に化けた後、別の物に化けながら移動していたのだッ!」
『オラッ!』
ハイプリエステスを拳で叩き潰そうとしたスター・プラチナだがすり抜けられ、天井に貼り付く。
「みんな、ドアに寄れ!あいつは機械の表面を化けながら移動している!
この部屋にいると全員どんどんダメージを負ってしまうぞ!!
大丈夫か?里美、傷を見せてみろ!」
「大丈夫です、アヴドゥルさん・・・それより早く逃げないとッ・・・ジョースターさんも誰かが背負わないと・・・」
「なら僕が!」
「隣の部屋に行くぞ!ここを密閉して閉じ込める!!」
「よし!一刻も早く出る・・・つっ!!」
「ブッギイイィィィ!!」
取っ手を握ったアヴドゥルは驚愕する、ハイプリエステスは既に取ってに化けていて待ち構えていたのだ。
「ば、ばかな・・・既に移動して、取っ手に化けてやが・・・!!」
ハイプリエステスはアヴドゥルを襲おうと腕を伸ばしてくる。
〈手を・・・手を放さなくてはッ!
こいつの爪はジョースターさんの義手をも切断するほどに鋭いッ!〉
「ブギャアアァァ!!」
「っ!!」
その時だ、ハイプリエステスに海水がかけられて身動きが取れなくなる。
「っ!?」
「はあ・・はあ・・・間に合った」
里美が手で海水をハイプリエステスに向けてぶっかけたのだ、海水は水の縄となりハイプリエステスを締め上げる。
「ブッ・・ブギギギ・・・ッ!!」
「里美・・・危なかった、助かったぞ・・、し、しかし傷は大丈夫なのか!?」
「大丈夫です・・・それよりアヴドゥルさんにけがが無くて良かったです。
海水があるのなら私にも好都合・・・『水』はアイス・フェアリー・・・いや小アルカナの『聖杯』のカードの暗示を持つ者にとっては有利!」
どんどん締め付けていくアイス・フェアリー。
「里美、よくやったぜ」
スター・プラチナが縛り上げられたハイプリエステスを掴む。
「おい、こいつをどうする?」
「承太郎、躊躇するんじゃあねーッ!情け無用!早く首を引きちぎるんだ、早く!」
「アイアイサー」
承太郎はスター・プラチナでハイプリエステスを両側から引っ張り、引き千切ろうとする。
「うぐっ!!」
「承太郎!」
「こ、こいつ・・・・剃刀に化けやがったッ!」
「ケケケケケケ!!」
「こいつ・・・強い!!」
「承太郎に一杯食わせるなんて・・・なんて敵だ!」
「きゃはははははっ!!」
天井に突き刺さった剃刀はハイプリエステスそのものに戻って行く。
「ぶはっ!」
ハイプリエステスが承太郎から逃れてすっ飛んだ時に花京院の背中からずり落ちたジョセフが水の中で気が付いて勢いよく顔を出した。
「ゴホゴホッ」
「ジョースターさん、気づきましたか!?」
「ああ、しかし・・・なんじゃこの状況は?ひょ、ひょっとしてピンチ!?」
「黙れ、ジジイ!」
「ヒヒャホホフハホハホハホハハハ!!」
「とにかくここを出るぞ!」
取っ手を回して扉を開けるポルナレフ。
「よし、こっちにはまだ酸素があるぞ!」
「だが、それもいつまで続くかわからない!ジュナ、イシズさん、こっちへ!」
花京院が2人を誘導する。