第21話 女教皇~ハイプリエステス~
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「なるほど・・確かに単純だ。穴を開けて入ってきたのね~」
「感心してる場合じゃないぞ、ポルナレフ。いつの間にか酸素が無くなってきているッ!航行不可能だ!!」
ジリ、ジリリリリッ!!
そこへ電話がかかってくる。
「誰だよ!こんな時にッ!!」
「放っておけ!ポルナレフ!」
ジリリリリ!ジリリリリ!
放っておけば切れるかと思ったが電話は鳴り続ける。
「・・・・・」
「承太郎?」
そこで承太郎が受話器を上げようとする。
「おい!迂闊に辺りを触るんじゃあないッ!」
『ハア~イ!ジョセフ!さっきは話足りないまま電話を切られたからローゼスをとっちめて番号を聞き出したわ!』
なんと電話をかけてきたのはスージーだった。
「承太郎・・・?」
『ん?誰かいるの?それにやけに騒々しいホテルね、さっきからサイレン・・?かしら、それに水音も・・・バスタブでも壊れたの?』
「悪いが・・・今、ジジイは電話に出られねー」
『そ、その声は・・・承太郎ッ!!
ジョセフはどうしたの!?
それに日本にいるはずのあなたがどうしてそこにいるの!!説明なさいッ、承太郎!!』
「・・・・・」
里美が心配そうに見守る。
「・・・・・・」
『・・・・・・』
「心配はいらねーぜ、スージーばあちゃん」
『!?』
「じいさんのことは俺が必ず守る」
『承太郎・・・』
「じゃあな、落ち着いたらまたジジイに電話させる」
そう言って電話を切った承太郎。
「承太郎・・・」
「・・・・・」
「大丈夫・・・きっと、大丈夫だよ。ジョースターさんの治療も終わったから」
「そうか、すまねえな」
ジョセフを救ってくれた里美の頭に手を置いて微笑む承太郎。
「承太郎!里美!何かに捕まれ!!みんなもだ、海底に激突するぞ!!」
「OH!MY!GOD!!」
承太郎は里美を抱き込んだまま受話器が設置されていた部位に掴まる。
「やっぱりこーなるのか・・・俺たちの乗る乗り物って必ず大破するのね」
「・・・・もう二度と潜水艦には乗らねー」
「まあまあ・・・承太郎」
「怪我はないか?里美」
「うん、承太郎のおかげで助かったよ」
「みんなも大丈夫か?」
「ああ、こちらも大丈夫だ」
ジョセフも花京院とジュナが守ってくれたようだ。
「ジョースターさんなら大丈夫だ」
「ああ、すまねえな。花京院。ジュナは大丈夫か?」
「うん・・・大丈夫・・・・」
「しかし見分けがつかないというのも困り者だな」
「ええ、『女教皇(ハイプリエステス)』はあちらが攻撃してこない限りは区別できない・・・・かと言って例え此方から攻撃できたとしてもこの狭い潜水艦の中を壊しまくるわけにもいかないわ」
「だが、そうのんびりしてもいれられねーぜ。傷をつけられるのを待っていたら相手の良い射的の的だぜ」
立ち上がり、計器を眺める承太郎。