第21話 女教皇~ハイプリエステス~
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
地図を広げ見えるであろう陸地を指す。
「今はおそらくここだろう。
ここの珊瑚礁のそばに自然の侵食によってできた海底トンネルがあって、内陸200mのところに出口がある。そこから上陸しよう」
「いよいよエジプトか」
「ああ、いよいよだな」
「エジプトか・・・」
「フフフ」
「どうしたんじゃ?ポルナレフ」
「いや・・・男5人揃うのも久しぶりだと思ってな」
エジプト上陸前に決意を新たにする5人。
「男の友情ってやつかしら」
「私たち女性とはまた違ったものがありますね」
「うん・・・・」
「でも、私たちだって決意は一緒よ。必ずDIOを倒すわ」
「「うん!」」
女性たちも決意を新たにした。
「はいはい、みなさん。上陸前にコーヒーでも飲みましょう」
「おお、気が利くのォ」
「ええ、女性はそういうところはちゃんとしてるのよ」
イシズとジュナはトレーで持ってきたコーヒーを配る。
「誰かミルクと砂糖使う?」
あとから里美もミルクの入った容器とシュガースティックの入った容器を持ってやってくる。
「ん?ジュナ、人数は8人だぜ。何でカップが9つあるんだ?」
「え?私、8つしか出してないけど・・・?」
承太郎の言葉に首を傾げるジュナ、その時――――。
「イッ――――っ!?」
ジョセフの持っていたカップが変形して義手を切り落とした。
「「「「な、なにィィッ!!」」」」
「カップが!?」
「こ、こいつ!!」
「プギャー!!」
カップから変形した物体に義手の指が切り取られ、ジョセフの首に突き刺さる。
「じ、ジジイ!!」
「ジョースターさん!!」
「スタンドだ!いつの間にか艦の中にスタンドがいるぞ!!」
花京院と里美がジョセフを助け起こす。
「大丈夫!そんなに深くない!」
「左手か・・・義手で良かった!」
『オラッ』
スター・プラチナが殴りかかるが計器にへばりついて消えてしまった。
「消えたッ!?」
「いや、違う!」
「化けたのだ!この計器の中の1つに化けたのだ!コーヒーカップに化けたのと同じように!!」
「治せるかい?里美」
「今、傷を塞ぎながら義手の指を抜いてるッ・・・」
「なんてこった・・・あと数百メートルで上陸できるって言うのによ!」
「『女教皇(ハイプリエステス)』だわ・・・」
「何だと?」
「あのスタンドはおそらく『女教皇(ハイプリエステス)』のカードの暗示を持つものよ」
「あいつか」
「知っているのか?イシズ、アヴドゥル」
「ああ、スタンド使いは確か・・・ミドラーだったか?」
「ええ、かなり遠隔でも操作が可能なスタンドよ。本体はおそらく海上でしょうね。
能力は金属やガラスなどの鉱物に化けられる。プラスチックやビニールとかね・・・しかも厄介なことにこちらから攻撃をしかけることはできない。
あちらから攻撃してこない限り、見分けることは不可能!」
「そんな遠隔操作のスタンド使いがいるんならなんで飛行機の時に言わなかったんだ?」
「『遠隔』って言ってもサウジアラビアの場合距離がありすぎるわ、それにミドラーは『DIO様大好き』だからDIOの傍を離れることは有り得ない。
離れるとしてもエジプトから外へ出ることはないわね。だからあの時点では言わなかったのよ」
「そうか、しかし厄介だな。あっちから攻撃してこない限り・・・・見分けがつかないっていうのはよ」
「し、しかし・・・・どうやって入ってきたんだよ?」
「そんなのは簡単よ」
そこでタイミングよく海水が潜水艦の中に入ってくる。