第21話 女教皇~ハイプリエステス~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「ポルナレフ、イイ感じの所悪いんだけど・・・ちょっと彼女たち借りるわよ」
「え?あ、おう」
「ありがと!」
急に連れてこられた里美とジュナは「?」である。
「里美、ジュナ、ご立腹もごもっともだけど・・・2人も自分たちのしたことを反省しているから、そろそろ許してあげてもいいんじゃないかしら?」
「イシズさん・・・」
「・・・・」
「ジュナ、里美・・・本当にすまなかった、許してくれ」
「悪かった、二度としねーよ・・・」
自分たちより大きい体格をしている承太郎と花京院が今は自分たちより弱弱しいように見えてくる。
「ねえ?どうかしら?」
「「・・・・」」
しばらく承太郎と花京院を見ていた里美とジュナ。
「もういいよ・・・」
「「っ!」」
「反省してるんならいいよ・・・」
ジュナが微笑む。
「よし、ジュナはわかってくれたようね。里美は?」
「・・・・・」
「里美・・・」
里美は承太郎の顔にペシッと掌を当てた。
「もう隠し事しないで・・・私、承太郎のこと信じてるんだよ」
「ああ・・・わかった」
承太郎の言葉に嘘がないことを感じた里美はやっと笑った。
「話は終わったか?」
するとジョセフが近づいてきた。
「では少しの間、静かにしていてくれ。これからあるところに電話をする」
「あるところ?」
「ああ、慎重を要するのだ。だから物音を発てないでくれ」
ジョセフはそう言うと受話器を取った。
「どこにかけるんだろう?」
「さあ・・・」
「スージーか?わしじゃ、ジョセフだ」
全員が驚いたジョセフがかけたのはアメリカにある自宅、つまり自分の妻のスージー・ジョースターの元だったのだ。
「ああ、今は日本での用事が終わってそのまま別の国に来ているんだ。もうしばらくかかる」
「おい、慎重を要するってこういうことかよ」
「ああ、マダム・ジョースターはバイタリティ溢れるお方だからな。たまにああいう風に牽制しておかなければ日本のホリィさんのところに行ってしまうかもしれない」
「じゃあジョースターさんの奥様は・・・」
「ああ、今回我々がしている旅のこともホリィさんの今の状態のことも知らない」
「なるほどね」
「ローゼスか、今、例のものに乗って紅海を渡っている」
『そうですか、ではアヴドゥル様と無事に合流なされたのですね!』
「ああ、ところでローゼス、スージーはホリィのことを・・・・」
『あ、はい。お電話で話されたそうです・・・・お嬢様は肺炎になられて大したことはないとおっしゃっていたと。
自分の起きていることを必死に隠そうとしているようです!
それが私には心苦しくて・・・・』
「・・・・・」
『ジョセフ様!やはり今回のこと奥様にお話しした方が良いのでは・・・ッ!』
「いいや、その必要はない。
もう間もなく我々が元凶であるDIOを倒す、スージーにはくれぐれも内密にな」
『はい、かしこまりました。ご健闘をお祈りしております』
ジョセフは受話器を置いた。
「心中お察しします、ジョースターさん」
「大丈夫だぜ!俺たちがついてるんだ、必ず勝てる!」
「一刻も早くDIOを倒しましょう!私もそのために戻ってきたんです!」
「私も・・・私も頑張ります・・!」
「私もよ、あなた方に救っていただいたんだもの、お役に立ちます!ジョースターさん!」
「大事な家族を・・・守りましょう!」
「ああ・・・みんな、ありがとう」
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「アフリカ大陸の海岸が見えたぞ!」
潜水艦で深海を移動すること数時間、海上の様子を見ていたアヴドゥルが陸を見つける。