第19話 審判~ジャッジメント~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「すまなかったな、インドでわしと承太郎がアヴドゥルを埋葬したって言ったあの話・・・ありゃ嘘なんじゃ」
「なっな、な、なにィ――――ッ!!」
真実を知らされて飛び上がるポルナレフ。
「インドで私の頭と背中の傷を手当てしてくれたのはジョースターさんと承太郎なのだ」
「やっぱりね・・・それにしても意地が悪いんじゃないの?」
イシズは呆れた。
「仕方ねーだろう、あの時、アヴドゥルが生きていると分かったら安心して療養できねーじゃあねえか」
「そりゃあそうだけど・・・ねえ?」
里美とジュナを見るイシズ。
「・・・・花京院くんはどうして知ってたの?」
「僕が気づいたのはその翌日だ、そして内緒にしようと提案したにも僕だよ。
ポルナレフは口が軽い・・・失礼、正直だから敵に知られるとまずいからね」
その言葉にズッコケるポルナレフ。
「あ・・・そうだ!アヴドゥル!!この島にお前の親父さんがいる、生きていることを知らせなければッ・・・」
「ああ、ありゃ俺の変装だ」
ズコ―――――ッ!!
「にゃ・・・にゃにお~~~んッ!」
「ってことは・・・」
「みんなで私たちのこと騙してたの・・・?」
「『騙した』とは人聞きが悪いぜ」
「仕方ない、承太郎。嘘をついていたのは事実だ。でも、分かってくれないか?3人とも『敵を騙すなら、まず味方から』っていうだろ?」
花京院がフォローを入れるが納得できない3人。
「でもね、ポルナレフはわかるわよ?すっごいわかりやすいから」
「い、イシズッ!てめーッ!」
文句を言おうとするポルナレフの顔を手で押しのけるイシズ。
「でも里美とジュナには言ってもよかったんじゃないの?」
「こいつらもバカ正直だからな、そこはポルナレフと大差ねえと思ったんだよ」
「承太郎、『バカ』はいらないだろう?
里美とジュナがアヴドゥルさんが生きていると知っていたら緊張感が無くなってしまい、敵に怪しまれてしまうかもしれないと思ったんだよ。
だから僕も君たちに秘密にすることに賛成したんだ」
「それでもひどい・・・・私、信用されてなかったってこと・・・・?」
「そうだよ!いくら何でも私たちだってアヴドゥルさんが安心して療養するためなら芝居くらいいくらでもうったよ!
それに私がショックを受けてることは一緒にいた花京院くんが一番よくわかってるでしょ!?私・・・すごく後悔してた、それに生きているなら・・・言ってくれればよかったのに!
私のスタンドなら何も数日かけなくてもその場で治療できたのに!!」
「すまない・・だが、君はDIOに狙われているんだ。敵が2人もいたあそこでアヴドゥルさんを最優先するわけにもいかなかったんだ」
泣きながら掴みかかってくる里美にあたふたする花京院。
「まあまあ、里美。治療のことは私も承知の上で隠してもらったことだ、花京院や承太郎たちを怒らないでやってくれ。
それとポルナレフ、お前もいい加減機嫌を直せ。私には傷の療養とは別にジョースターさんから頼まれたことがあったんだ」
「頼まれたこと?」
「ああ、アラブの大富豪を装ってある買い物をしてくれるように頼まれたんだ。
とても目立つ買い物だったのでな、変装してこの島に持ってきたんだ」
「も、持ってきたって・・・何を?」
「そのアヴドゥルが買って来てくれたものに乗ってエジプトへ向かうんじゃよ!」
すると海の中から潜水艦が現れる。
「え!?」
「うおおおおおお―――ッ!!」
「これは・・・買い物ってもしかして・・・」
「そう!この潜水艦だ!」
「う、嘘だろォ―――ッ!?ここまで買う?!」
ジョースター一行、潜水艦に乗り、紅海へ――――。
続く