第19話 審判~ジャッジメント~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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〈近くにいるはずよ・・・必ず、近くに・・・〉
アヴドゥルもポルナレフもイシズの助言に納得いき、周辺を注意深く捜索する。
すると、アヴドゥルが何か見つけた。
マジシャンズ・レッドで合図を送る。
「見つけた?」
「・・・・」
アヴドゥルが指を指したところには竹筒が地面に刺さっている。
「あっ・・・ぶっ!」
ポルナレフの口を手で塞ぐイシズ。
「いやーね、ポルナレフ!そんなところでこけないでよォ!」
「全くだ!ドジも変わっとらんな!」
「「ハハハ!」」
芝居をしながらも目で「合わせろ」と合図を送るイシズとアヴドゥル。
そして芝居をしながらアヴドゥルが葉っぱを竹筒の先に置いてみる。
すると・・・。
「プ―――――ッ!」
葉っぱが浮いた、というよりも誰かの吐いた息により吹き飛んだ。
次は指を突っ込むアヴドゥル。
「うぐ、ププッ・・・ググ、ププ、プハー!」
「「「!」」」
3人とも確信した、この竹筒の先・・・つまり、地面の下に『審判(ジャッジメント)』の本体のカメオがいることを。
〈野郎!この下にいるのかッ!
おのれ―――――ッ、どうしてくれようか!妹まで利用されたんだ、地獄を見せてやるぜッ!Hail 2U!!〉
ポルナレフは怒り心頭である。
「おっ!」
何やら思いついたのかガサガサ持ってきた。
「いろんなものを入れてやるぜ」
ドロ、砂、クモ、蟻、マッチ―――
本当にいろんなものを入れていた、だが―――。
〈うわぁ~~・・・〉
イシズはドン引きだ。
「ゴホッ!ゴホゴホッ!!ブハ―ッ!!」
入れられたものを一気に吐き出したカメオ。
「ヤロ―――ッ、まだまだまだまだッ」
「ポルナレフ」
そこでアヴドゥルが立ち上がった。
「なんかもよおして来ないか?」
「え?」
これにはイシズも「?」という顔をしたが、すぐに「え――ッ?まさか・・・」という顔をする。
「いっちょ久しぶりに男の友情!ツレションでもするかあッ!」
「・・・・・」
イシズはそっとその場から距離を置いた。
「ほれ!笑え、ポルナレフ!
大声で笑いながらするのが作法だぞ!ポルナレフ!笑え!笑え!ガハハハハハッ!!」
「お、おい・・・アヴドゥル。
お前、性格変わったんじゃあねーか?前はこんな下品なこと思いつく奴じゃあなかったのに!
頭撃たれたのが原因じゃあねーだろーなあ・・・・は、ははッ・・ワッハハハッ!!」
2人の大きな笑い声を聞きながらしゃがみ込んでいるイシズ、内心カメオに対して「可哀そうに」と同情しながら・・・。
そのうち地面から悲鳴が聞こえた。
「出たみたいね」
終わったかと草陰から出てきたイシズ。
「もう・・いきなり変なこと言いだすのね、あなた。聞いていた人物像と違うからビックリだわ」
「ああ、俺も頭撃たれたショックでどうにかなっちまったのかと思ったぜ・・・」
「いーや、俺でもたまにはちゃめっけることだってあるさ!アッハハハハ!!」
『茶目っ気でここまでするのか?』とちょっと引いたイシズ。
「はあ~、まあいいわ。本体は現れたことだし」
「ヒイイィィィ!!ゆ、許してくださ――いイイイイ!!」
土下座をして許しを請うカメオ。
「4つ目の願いは『お前の願いを全くきかないこと』だ・・・・『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』は許さない・・・だめだね」
スタンド使い・カメオ
スタンド名・『審判(ジャッジメント)』
再起不能(リタイア)