第19話 審判~ジャッジメント~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「バカな――ッ!生きているはずがないッ!!情報では背中を刺されたあと脳天をホル・ホースの弾丸に撃ち抜かれて即死したはずッ!」
「ええ・・・私も確かに、そう聞いたわ・・・」
「ああ、確かに撃たれたさ。この眉間をな」
トントン・・・と自分の眉間を指で叩くアヴドゥル。
「だが・・・あの時、背中を刺されたせいで瞬間・・・顔は上を向いていた。
つまり、仰け反ったのだ・・・こういうのを不幸中の幸いというのだろうな」
額に巻いている布を少し上にずらす。
「ホル・ホースの弾丸は私の皮膚と頭蓋骨をちょっぴり削り取ってかすめていっただけで脳にまで達する致命傷にはならなかったのだ・・・・・完全に気は失ったがな」
「ぐぬぬぬ・・・」
「『審判(ジャッジメント)』のカードのカメオとかいったな?これで形勢逆転だ。
地獄を貴様に・・・・Hail 2U!!」
「3つ目の願いだけは・・・叶ったんだ」
ポルナレフは今度こそ歓喜の涙を流した。
「さあ、カメオ!『モハメド・アヴドゥルが生きている』、このバッドニュース・・・早いとこDIOの奴や仲間のスタンド使いどもに知らせなくてはいけないんじゃあないか?」
「本当だぜ・・・本当に伝えたいぜ!今すぐに!!
ジョースターさんに!承太郎に!花京院に!里美に!ジュナに!」
「そうね、特に里美とジュナは喜ぶわ」
「フフフ・・・・フハハハハハ!!
確かに驚くべきニュースだがニュースの文面はこう変更されて伝わる!
『ジャッジメントのカメオはポルナレフのアホと裏切り者のイシズ、そしてついでに生きていたアヴドゥルをブチ殺しました』というグッドニュースに変更されるのだ!!」
「『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)!!』」
するとジャッジメントはシェリーの頭部を掴み、マジシャンズ・レッドに投げつけた。
「なにっ!?」
攻撃を代わりに受けたシェリーの体はボロボロに崩れ、上半身がポルナレフの体の上に落ちて来た。
「お兄ちゃん・・・」
「・・・・つっ!ち、違う・・・!!俺の、俺のシェリーは・・・・」
「お兄ちゃん・・・」
「俺のシェリーは・・・死んだんだあぁぁっ!!!」
「ああああッ!!」
シェリーの体をチャリオッツで貫くポルナレフ。
「・・・お、兄・・ちゃ・・」
「・・・・くっ」
完全に土に還ったシェリーに涙するポルナレフ。
「Hail 2U!!」
「!」
「ポルナレフ!」
不意を突いて攻撃してくるジャッジメント、しかしパシフィック・ワンドの空間移動で難を逃れた。
「君のスタンドの能力か・・・助かった」
「いいえ・・・ポルナレフ、大丈夫?」
「ああ・・・」
「クククク・・・」
「しかし先ほどの攻撃といい、相当なパワーのスタンドだな」
「ああ、でもパワーだけじゃねえ。スピードもかなりあるぜ」
「アヴドゥル・・・・3つ望みを言ってみろ」
「「「!」」」
「叶えてやるよ、今度こそ本当に、お前が死ぬ前にな。ほれ、試しに言ってみろ、願いをな・・・クククク」
「てめーッ!ふざけやがって!!」
「いや、叶えてもらおうじゃないか」
アヴドゥルは立ち上がる。