第19話 審判~ジャッジメント~
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「そーいえば・・・もう1つ願いが残されていたなあ」
「「!」」
「『アヴドゥルを生き返らせてくれ』という願いがなあッ!!」
「ま、待て!!それは取り消す!!」
「嫌だよ~~~ん!!Hail 2U!!」
ザザッ!!
振りむとそこにはアヴドゥルが立っていた、いや本物ではなくアヴドゥルの土人形が・・・。
「さて、ポルナレフは妹の餌食になるからなあ・・・すべてをくれてやった方が妹も喜ぶだろう。
そこでアヴドゥルに餌食になってもらうのは――――ッ!!」
「ま、待てっ!」
「くっ・・『平和の杖(パシフィック・ワンド)』つっ!!」
「『待て』、待てだと?嫌だよ~~~んッ!!」
シルバー・チャリオッツとパシフィック・ワンドはジャッジメントにより捕らわれ身動きができない。
「お前の願いは全てきいた、『3つ、全て』だ!!4つ目はないんだよォ―――――ッ!!」
「イシズ!逃げろ!!」
「っ!!」
「無駄だ、無駄だッ!!アヴドゥルに食いつくされるがいい!!
ポルナレフ、お前も人のことを心配していないで自分の心配でもしていろ、迫っているぞォ!!」
「ぐわあああっ!!」
「お兄ちゃん・・・」
シェリーがまた食らいついてきた。
「く、くそォ・・・」
アヴドゥルがイシズに迫る。
〈俺はなんてバカなんだ・・・また勝手に動いて、今度はイシズを巻き込んじまった・・・。
俺はまた・・・大事な仲間を失うことになるのか・・・すまねえ、イシズ―――――文句はあの世でたっぷり聞かせてもらうぜ〉
肉を食われながらイシズの方を見た時、ポルナレフは信じられないものを見た。
イシズに迫っているアヴドゥルの後ろからもう1人アヴドゥルが現れたのだ。
「ハハハ・・・とうとう目がかすんで焦点がボヤけてきやがった、アヴドゥルが2人に見えてきたぜ・・・。
イシズ、すまねー・・・俺は先に逝くぜ」
「ポルナレフ!気をしっかり持って!!見間違いなんかじゃあないわ!!」
「つっ!!」
ボコオォォン!!
「何!?」
土人形のアヴドゥルの腕が砕けた、いや握りつぶされたのだ。その後ろから来たもう1人のアヴドゥルによって・・・。
「やっぱり・・・見間違いなんかじゃあねえ!!もう1人アヴドゥルがいるッ!!」
「『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』!!」
土人形のアヴドゥルが炎によって焼き砕かれた。
「バカなッ!『吊られた男(ハングドマン)』のJ・ガイルに背中を刺され死んだはずの・・・・」
「チッ♪チッ♪」
「モハメド・アヴドゥル!!」
「YES!I AM!!」
「この人が・・・モハメド・アヴドゥル」
「新顔だな、旅の途中で仲間が増えたのか」
イシズに対して笑いかけるアヴドゥル。
「アヴドゥル!お前なのかッ、本物のお前なのかッ!」
「チッ♪チッ♪
ポルナレフ、成長しとらんな・・・いまだに相変わらず後先考えずに『妹』『妹』と言っているんだからな。
しかも今回はこんなチャーミングなレディーまで巻き込んで、危うく死なせることになっていたぞ」
「ちゃ、チャーミング・・・!?///」
褒められたことに照れるイシズ。