第19話 審判~ジャッジメント~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「本物・・・なの?」
ポルナレフが金貨の1枚を拾い上げる。
「ああ、こりゃあナポレオン時代の金貨だ!間違いねえッ、幻覚でも夢でもねえッ」
突然のことに頭がついていかない。
「き、貴様ッ!何を企んでいる!?敵なら敵らしく俺と闘え!!」
「その質問が2つ目のその望みか?そんなつまらんことに願いごとを言ってもいいのか?ランプから俺を出してくれた礼だ・・・。何でも叶うのだぞ?」
「「!?」」
見ると木の上にあの魔神が座っている。
「ポルナレフ、挑発してるのよ。真に受けちゃダメよ」
イシズは警戒している。
「ランプの魔神なんて本当にいるわけがないわ、場所とタイミングからしてスタンドよ!」
「ちょっと待て、イシズ」
ポルナレフがカメオに言う。
「お前が本当にランプの魔神で、何でも願いが叶うっていうのなら・・・・1つ聞く」
「何だ?言ってみろ」
「死んだ人間を生き返らせることは・・・できるのか?」
「その質問が2つ目の望みか?」
「うるせ――ッ!!お前が言うことが本当なら殺された俺の妹を生き返らせてみろ!!」
そう言ってポケットから写真を出す。
「死んだ人間を生き返らせられるというなら3つ目の望みも言ってやる!!アヴドゥルを・・・J・ガイルとホル・ホースに殺されたアヴドゥルを生き返らせろ!!」
しばらく場が静かになる。
「へ、へへ・・・できるわけねーよな?お前はスタンド・・・」
「よかろう」
ポルナレフが言い終わらないうちにカメオが答える。
「何?」
「よかろう!叶えよう!」
カメオが両手を振りかざした。
「まずは妹からだ!!Hail 2U!!」
「「・・・・・・」」
そう言うとまた消えてしまうカメオ。
「ポルナレフ・・・」
「は、ははは・・・・できるわけねえ。死人が生き返るなんて、そんなことが・・・」
ザグッ
「「!?」」
その時だ、また草陰で音がした。
「な、何だ・・?」
「何か裂けた音みたい・・・」
ボコボコボコッ!!
「土が盛り上がって・・・何かが出てきたわ」
しくしく、しくしく―――
「「!」」
泣き声だ・・・しかも、女性の・・・。
「誰なんだ・・・?誰だ!?そこにいるのは!!」
「お・・兄・・ちゃん」
「!?」
「来ないで・・・まだ、体が、完全にできてないの・・・」
驚きの表情を隠しきれないポルナレフ。
「この声は・・・」
「どうしたの?ポルナレフ?」
「ば、バカな・・・ありえん」
「まさか・・・妹さんの、声・・なの?」
「嘘だ・・嘘だ・・ッ!俺の妹は・・・シェリーはフランスの、俺の古郷の墓の下にいるはずなんだ!!」
ポルナレフは走り出した。