第18話 死神13~デス・サーティーン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「さあ、みんな!起きて起きて!!」
声とフライパンを叩く音で起こされる承太郎たち。
「ほら、ポルナレフ起きろ!朝食の用意が出来たぞ!」
起きるとフライパンを持った花京院がテーブルを指す。
そこにはウインナーやスクランブルエッグ、そしてパンケーキが焼いてある。
「あああ・・・頭いてー」
ポルナレフだけでなく承太郎やジョセフも寝覚めが悪そうである。
「もう朝か~~~、なんかすごいひどい夢を見たような気がするぜ・・・」
「わしもじゃ、忘れてしまったが・・・すごく恐ろしい目にあったような気がする」
「ああ・・・・」
「はっ!花京院!お前・・・大丈夫なのか?」
思い出したように飛び起きるポルナレフ。
「何が?」
「何がって・・・お前昨晩はすごく錯乱していただろう!自分の左腕にナイフで文字を・・・」
しかし腕まくりしている花京院の左腕に血文字はない。
「あれ・・・?」
「さてと・・・赤ちゃんのおむつを換えてやるか」
ベビーフードを作り終えた花京院はマニッシュ・ボーイを起こしに行く。
「ふあ~~、おはよう・・・ジュナ」
「うん・・・・おはよう・・・」
「ん―――!!おはよう~~」
顔を洗っていたジュナとイシズの所に里美がやってくる。
「2人とも大丈夫?」
「ええ、何だか寝覚めが悪くて・・・」
「私も、なんだか怖い夢を見たような気がするんだけど・・・忘れちゃって・・・」
「私もよ、とても恐ろしかったことは覚えてるのに・・・・どうしてかしら?」
「・・・・・」
里美は何事もなく顔を洗おうとする。
「あ、おはよう。承太郎」
「・・・おう」
「なんか承太郎も寝覚めが悪かったみたいだね、悪い夢でも見た?」
「ああ・・・そう、みたいなんだが・・・忘れた」
「ぷはっ・・ふうぅ・・」
「ほれ、タオル」
「ありがとう」
顔を洗い終わった里美にタオルを渡す。
「お前は大丈夫なのか?」
「うん、私は寝覚めすっきり!よーく眠れたよ!」
「そうか・・・」
「花京院くんは?」
「あいつも昨日とは全然様子が違うな赤ん坊とも仲がいいみたいだ」
「そう」
「みんな忘れている、『いた』ということさえ覚えていないスタンド・・・・変わったスタンドだな」
花京院の言葉にマニッシュ・ボーイは真っ青である。
「だが僕は覚えているぞ、夢の中にスタンドを持ち込んだからな・・・おそらく里美も」
顔だけ里美に向けるとウインクで返してくる。
「ん?」
「おはよう、里美!よく眠れたかい?」
「うん!大丈夫!」
「彼女も覚えているようだな・・・。
いいか?お前は赤ん坊だから再起不能にしたりはしない、近くの街まで連れて行ってやるから母親の所に帰るんだな。
ただし、もう僕たちの傍に近づくな、もし近づいたら罰を与えるぞ。
こんな風な罰をな・・・・」
「今、救助隊に連絡ができた。位置を知らせたから待っていればきてくれるじゃろう」
「そうですか、よかった。連絡も取れたことですし、乗り物の中で少し眠らせてもらってもいいんじゃないですか?」
「そうじゃな、そうさせてもらおう。わしは赤ん坊を見てくるから先に食べていてくれ」
「はい」
先に席に座る承太郎、里美、ジュナ、イシズ。
「それにしても花京院くん、料理も上手なのね~!いい匂いだわ」
「うん、美味しそう・・・」
「そうかい?よかった」
そこへコーヒーを持って花京院が現れた。
「典明、赤ちゃんは・・・?」
「ジョースターさんが見てくれるっていうから朝食を摂りに来たんだ」
それぞれにコーヒーを配っていると・・・。
「ウッガ――――――ッ!!」
「チャン♪チャン♪」
「「「?」」」
「あらら」
花京院がマニッシュ・ボーイに何をしたのかは聞かないことにした里美だった。
続く