第18話 死神13~デス・サーティーン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「何かくるッ!花京院、里美、スタンドを奴の背中から離れさせろ!」
「うん!」
すぐにアイス・フェアリーを離した里美だったが花京院は間に合わない。
「ぶった切られろ―――――ッ!!」
「はっ!?」
雲が集まって大きな手になったかと思うとデス・サーティーンの大鎌を掴み、ハイエロファント・グリーンごとデス・サーティーンの胴体を切断した。
「ば、バカな・・・自分の胴体ごと、切断・・する、なんて・・・」
「花京院くん!!」
「「「花京院!!」」」
「典明ィィ―――ッ!!」
花京院はティーカップの中に倒れてしまう。
「そんな・・花京院、くん」
里美もティーカップの中を覗き込んで力なく座り込んでしまう。
「ラリホォ――ッ!!気づかなかったのか?
俺のスタンド『死神13(デス・サーティーン)』の胴体は、実は空洞だったんだよお~~~んッ!!
『死神13(デス・サーティーン)』は胴体や足は無く、頭と腕と大鎌とというデザインなのさァ―――!この大バカ野郎めッ!!
さ~~~て、現実世界の花京院の体もシュラフの中で輪切り真っ二つになっていることだろうぜ!」
「ふふふ、それはどうかしらね?」
「何?」
笑いながら立ち上がる里美、そしてティーカップの中に視線を送る。
「「なあ~~んちゃって!!♡」」
「!?」
してやったりとハイタッチをする花京院と里美。
「え?え?どういうこと・・・?」
「ハイエロファントは切られたんじゃ・・・花京院くん、大丈夫なの?」
「え?大丈夫も何も奴が切ったハイエロファントは偽物です、本物のハイエロファントはいつまでも背中に張り付いているほど暢気してませんよ」
「じゃあ・・・さっき切られたのは・・・」
「あれはアイス・フェアリーが作った氷像、花京院くんが攻撃しやすいように私が囮になったの。本物のハイエロファントはもう戦闘態勢を開始してるよ、ほら!」
見上げるとハイエロファント・グリーンは自分の体をデス・サーティーンの耳から体内にすべり込ませている。
「な、何だと!?切断されていないッ!胴体をひも状にして耳から俺の体内へ!
ヒイイウエアアアァァァ!!!入っていくウゥゥゥゥゥゥッ!!!」
「だから言っただろう?完全に死角に入っているから大鎌では切れんとな。
さあ、内部から破裂させられたくなかったら・・・・まずはこの腕の傷を今、治してもらおうか・・・夢の中は何でもありだから傷ぐらい治せるだろう?」
「は、はい・・・」
もうデス・サーティーンは完全に従うしかなかった。