第18話 死神13~デス・サーティーン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「どういうことなんだ・・・?いったい・・・?」
しかしその様子を赤ん坊が見ていた。
〈花京院・・・抜け目がないとは聞いていたが、目を醒まそうとして傷をつけるついでに文字を彫っていやがったとは・・・・〉
「っ!」
花京院と目が合ったと思った赤ん坊は目を背ける、しかし花京院はそれに気づく。
フラフラと里美に近づいていく花京院。
「どうしたの?花京院くん」
するといきなり赤ん坊に掴みかかった。
「ビエェェ――――ンッ!!!」
「何するの!?花京院くん!!」
「っ!?」
里美の声にハッとした花京院。
「そんな乱暴な扱いをしたら駄目だよ!!」
「あ・・す、すまない・・・」
「花京院くん・・・なんか変だよ?」
「・・・・っ」
花京院は気まずくなり、視線を逸らす。
「花京院くん・・・」
「おい、承太郎」
「ん?」
「花京院の奴、かなり精神的に参ってるぜ・・・・これからの旅、続けられんのか?」
「・・・・・」
「とにかく今日は夕食を摂って早く眠るぞ、そうしたら花京院も普段の冷静さを取り戻すじゃろう」
一行は野営をするためシュラフや食事の材料を取り出し始めた。
夕食を終えた後、ジュナは花京院についていた。
ジョセフは赤ん坊に食べさせるベビーフードを作っていた。
「いい匂いだな」
「ベビーフードじゃよ、これはミルクに卵黄とバナナとパンをトロトロになるまで煮たものじゃ。ほれ、味見してみるか?」
そう言ってポルナレフに匙を差し出す。
「ングング・・・んマ―――イッ!!もっと食わせて!食わせて!!」
そう言って鍋をかっさらう。
「おいおい、赤ん坊の分がなくなるじゃろう!」
〈この野郎~~ッ!!俺のメシを食うんじゃね――――ッ!腹が減ってるんだよッ、早く食わせろ―――ッ〉
ポルナレフを見て赤ん坊はイライラしていると横に影があった。
「!」
視線を向けてみるとサソリが籠の中に入ってきていた。
「!」
赤ん坊は刺される前に安全ピンで串刺しにして難を逃れたが・・・。
「なっ!?」
「!」
なんとそれを花京院に見られてしまった。
「どうしたの・・・?典明・・・?」
しかしジュナからは花京院の体で隠れていたのか見えていなかったようだ。
「ジュナ、今のを見たか?」
「え・・?」
「あの赤ん坊・・・サソリを殺したぞッ・・・」
「え・・!?」
「ジョースターさん!!」
花京院はつかさずジョセフを呼んで事の詳細を話した。
「本当か!?花京院!」
「はい!今、はっきりとこの目で見ました!」
ジョセフと花京院がやってくる。
「花京院、見間違いじゃあないのか?」
「この赤ん坊はただの赤ん坊じゃあない!1歳なってもいないのにサソリの危険性を知っていて、この小さな手でピンを使って刺殺したんです!!」
花京院は赤ん坊をジョセフに渡して籠の中を探る。