第18話 死神13~デス・サーティーン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「ぬうぅぅ・・・!致し方無い!ハーミット・パープルで操縦する!!」
スタンドで飛行機の内部を操作するとようやく軌道が戻った。
「やったー!」
「間一髪立て直したぜ!!」
「ふうぅ―――・・・どうやら墜落は免れたようだな。
さて、花京院。貴様はどうしてやろうか、この心臓を握りつぶして殺してやろうか。
ジョースターたちに怪しまれない様に心臓麻痺に思わせるためにな」
「・・・っ!」
「死ねッ!花京院ッ!!」
そして『死神13(デス・サーティーン)』が花京院に腕を伸ばそうとしたとき・・・。
「おい!ジジイ!」
「あっ――――!」
飛行機がヤシの木に激突し・・・・墜落した。
「やれやれ・・・・やはりこうなるのか」
――――――――――
「死んでないですんだが、花京院!いったいどうなってるんだよ!こうなったのはお前のせいだぜ!!」
「す、すまない・・・」
「まあまあ、ポルナレフ。そんなに責めないで・・・・でも、何があったの?花京院くん」
「それがわからないんです、イシズさん・・・。
恐ろしいような夢を見たような気もするし、目が醒めた時には死ぬほど疲れているし・・・僕はおかしくなってしまったのだろうか・・・?」
「大丈夫、きっと旅疲れよ。ジョースターさんに聞いたら日本を出てから1ヶ月は経過してるっていうじゃない・・・私が言えたことじゃないけど敵は連続的に襲って来てるんだから、神経を擦切らしているのも無理ないわ」
「すみません・・・」
「典明・・・はい・・」
ジュナが水を持ってくる。
「ありがとう、ジュナ・・・」
「イシズさんの言う通り、疲れてるんだよ・・・大丈夫、一晩休めば回復するって・・・」
「ああ、そうだな・・・」
「里美、赤ん坊はどうだ?」
「承太郎。うん、大丈夫。熱も下がったみたいだし」
「承太郎、どうじゃ?」
「ああ、無傷で熱も下がったらしい」
「そうか、よかったわい!何かあったら償っても償いきれんからな!」
「きゃっきゃっ!」
「おお!笑う元気も出てきたようじゃのォ~!いないいないばあっ!」
「きゃっきゃっ!」
「かわゆいのォ~~!この笑顔!」
「ホリィさんもこんな感じでしたか?」
「ああ、ホリィも可愛かったぞォ!!やはり子供はいいのォ!」
「ええ、無邪気で可愛いですよね~!」
ジョセフと里美は赤ん坊をあやして楽しそうである。
「学生服着てなきゃまるで母親とおじいちゃんだな、ありゃ」
「・・・・・」
「承太郎、お前もいずれはああなるんだぜ~」
「あいつとの子供だったらいいかもな・・・・」
「おいおい、さっそくノロケかよ~~~!」
冷やかすポルナレフを余所にジョセフに歩み寄る承太郎。
「ジジイ、無線機は壊れてないぜ。SOSの信号を打つか?
DIOの奴らにもここが知られることになるが・・・・」
「うむ、赤ちゃんのためだ。やむを得ん、救助隊を呼ぼう」
「そうですね」
その頃、花京院は自分の腕が地に濡れているに気づく。
「ん?腕に傷・・・?墜落の時に切ったのか?」
そしてそっと学生服の袖を捲ると・・・。
「何だ!?傷が文字になっている・・・・いったい・・・いつ?どこで?
『BABY』『STAND』と読める!どういうことだ?僕の筆跡だ・・・・・でも、覚えていないッ!いつ自分で傷をつけたんだ!?」
自分のポケットナイフを見るが血はついていない。