第18話 死神13~デス・サーティーン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「ポルナレフ、赤ちゃん用に持たされたバッグ取ってくれる?」
「お、おう」
ポルナレフは自分と花京院の間に置いてあるバッグを里美に渡した。
「ん?」
その時、花京院を見るとなにやら魘されていた。
「ポルナレフ、早く!」
「ああ・・すまねえ」
渡すと里美はせっせと替えのおむつと拭くものを出す。
「慣れてるね・・里美・・・」
「うん、ボランティアで保育園に行ったときに教わったの。ジュナ、ビニール袋取って」
おむつを換える里美を見ているポルナレフ。
「お前、よくそんな汚物処理ができるなあ~~」
「ポルナレフ、赤ちゃんは泣くかミルクを飲むか、遊ぶか、おむつかしかできないんだよ?
おしっこもうんちをするのも健康な証拠なんだからね!それにポルナレフも赤ちゃんのときはお母さんにこうしてもらってなんだよ~~?」
「そーよ~!ポルナレフのママだってあんたのおむつ換えてたんだから。
そ・れ・に!あんたも子供ができたらやるのよ?こ~れ!」
「うんうん」
女3人に言われて小さくなるポルナレフ。
「しかしなあ、俺はやる気になれねぇぜ・・・でも里美がいて助かったぜ」
「もう、何言ってるんだか・・・・はい!終わり!すっきりしましたね~!」
おむつを換え終わり、また籠に寝かせる里美。
「しかし、花京院は大丈夫か?また魘されてるぜ」
「うああああぁぁ―――――――ッ!!」
その時だった、花京院が暴れ出したのは・・・。
「な、何だ!?」
「や、やめろ!来るな!!」
花京院は手や足をジタバタさせながら暴れる、しかもそのうちの一撃がジョセフに当たってしまう。
「し・・しまった、操縦桿をッ!!キリモミになった軌道修正ができんッ!!」
飛行機が傾く。
「お、おい・・・・ひょっとして墜落するのか?この飛行機は・・・」
「そんな!」
「とにかくポルナレフ!花京院を大人しくさせろ!!操縦が出来ん!!」
「ジジイ!意地でも操縦しろッ、操縦桿を元に戻せ!!墜落するぞ!!」
――――――――
「!」
夢の中で花京院は『死神13(デス・サーティーン)』に頭を掴まれ観覧車の壁に押し付けられる。
「か・・・壁にめり込んでいくッ・・」
「おい!花京院!おとなしくしろよ・・・お前のせいで飛行機が墜落しそうだぜ!
お前の寝相が悪いと俺の本体も一緒に死んじまうじゃあねーか!!」
すると花京院の体に電気コードが巻き付き更に身動き取れなくする。
「ま、まさか・・・貴様の本体はッ!
あの赤ん坊・・・なのか?・・・し・・信じられん・・生後半年ぐらいなのに」
「11か月だ!イレブンマンス!
俺はな、いわば天才なんだよ、天才!おしめの中にうんちはするがお前らよりずっと物は知ってるぜ!!ラリホ~~ッ!!」
今度は『死神13(デス・サーティーン)』の目から目玉がいくつも零れ落ちてきて花京院の口に入り込む。声を塞ぐ気だ。
〈くっ・・なんてことだッ・・夢の中のスタンドだなんて!!
しかし目が醒めても記憶は消えているし、ここでは自分のスタンドも出せない!
でもなんとかしてこのことをジョースターさんや他のみんなに知らせなければ!!〉
花京院はポケットから小型ナイフを取り出して自分の腕を切り付けた。
「ジジイ!早く立て直せ!!」
「落ち着け!騒ぐな!今やっとるだろうーがッ!!」
花京院が夢の中で苦戦している中、ジョセフたちも軌道を修正しようと必死である。
「ラリホー!みんな墜落しない様にすることに必死でお前のことに気が付かないようだな!
それに夢の中でいくら自分を痛めつけても決して目は醒めない!外で誰かが起こしてくれない限りはこの世界から逃れることはできない!!
わかるか?花京院・・・眠っている限り、お前の精神エネルギーはこの『死神13(デス・サーティーン)』の支配下なんだよォ。
つまり『死神13(デス・サーティーン)』は『眠りと言う無防備の精神の中に入り込むスタンド』なのだ!!」
「くっ・・・!!」