第18話 死神13~デス・サーティーン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「違うッ!スタンドの夢じゃあない、夢のスタンドなんだよ!!」
「そうだよ~~ォ、だから夢なんだろ?」
「だあぁぁ―――ッ!!!違うッ!わからん奴だなッ!!」
ポルナレフの物分かりの悪さに観覧車の内部を殴りつける花京院。
その時・・・・。
「ラリホォー!!」
「「!?」」
「本当ッ!頭の悪い野郎だぜッ!!」
声が聞こえてきた、しかも死んだ犬の体から・・・。
「まーったく!!理解力の遅い脳ミソだと、貴様のことを言っているんだよッ!ポルナレフ!!」
しかも犬の頭部からは拡声器が脳内部のと血液をまき散らしながら出てくる。
「ラリホーッ!!貴様は死神世界の夢の中にいるんだよッ、ポルナレフ―――――ゥゥ!!」
さらに拡声器が飛び出た後にはギョロッとした目玉が此方を見つめている。
「な、何だこれはッ!?」
「ポルナレフ!闘いの態勢を取れ!!そいつは『死神13(デス・サーティーン)』だ!!」
「え・・?」
手元を見て驚くポルナレフ。
さっきまでソフトクリームだったものがミミズに変わっている。
「うげえぇぇ!!!」
「ラリホォーッ!!」
驚いている隙に『死神13(デス・サーティーン)』が出てくる。
「出ろ!『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』!!」
スタンドを出そうとするがハイエロファント・グリーンは出てこない。
「どうした!?何故、出ない!!ハイエロファント・グリーン!!」
そうこうしているうちに『死神13(デス・サーティーン)』はポルナレフの首を掴む。
「ぐあっ!!」
「ポルナレフ!」
もう1度ハイエロファント・グリーンを出そうと試みるがやはり出てこない。
「な、何故だ!何故出てこないんだ!?」
「くっそ・・・ッ!」
ポルナレフもシルバー・チャリオッツを出そうとするがこちらも出ない。
「ククク・・・」
「がっ・・・」
『死神13(デス・サーティーン)』の大鎌の刃先がポルナレフの口の中に入ろうとする。
「うぐぐ」
ポルナレフはジタバタと逃れようとするが・・・。
「ラリホー!夢の中で死ねるなんてロマンチックだねぇ~~、しかしお前は馬鹿か?ポルナレフ?『スタンドはスタンドでしか倒せない』、終わりだぜェ~!!」
「ポルナレフ!」
鎌が振り上げられ、ポルナレフに当たる瞬間・・・。
「!?」
ポルナレフの姿が消えた。
「く・・・・惜しい、誰かポルナレフを起こしたな。運のいい奴め」
「ラリホ~、だが、まあいい。どうせ・・・目を醒ましたところで記憶は消えてるんだからな・・・また眠ったところを殺ればいい」
すると『死神13(デス・サーティーン)』は花京院を見る。
「さて、花京院・・・・お前が先だ」
―――――――――
「ポルナレフ!ポルナレフってば!」
「ん・・・?あ~・・?」
里美が揺さぶったおかげでポルナレフは起きた。
「大丈夫?なんか魘されていたけど」
「あ、ああ・・・なんだかすごく恐ろしい夢を見たような気が・・・」
「・・・・」
「里美、ポルナレフは起きた?」
「あ、はい」
「じゃあ早く荷物取ってもらって」
どうやら飛行機を離陸させる前に赤ん坊用に荷物を渡されてポルナレフたちの座席の方に持っていてもらっていたらしい。