第18話 死神13~デス・サーティーン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
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その頃、飛行機で砂漠を横断中のジョースター一行。
「なんか飛行機に乗ると眠くなるぜ」
花京院もコックリコックリとうたた寝し始める。
「ジョースターさん、すまねーが30分くらい眠らせて貰ってもいいか?」
「ああ、里美たちも眠いのなら寝てもいいぞ」
「ありがとう、ジョースターさん。そうさせてもらうわ」
「かわいいね、赤ちゃん」
「うん・・・」
里美とジュナは赤ん坊を眺めている。
「あなたたち、まだ学生なのよね?ってことは15、6歳かしら?」
「私は15です・・・」
「私は16です」
「そっか・・・若いわね」
「イシズさんも若いですよ」
「里美・・・、5歳~10歳の年の差があると『自分が老けてるなぁ」って思っちゃうのよ?女っていうのは」
「・・・・・失礼ですけど、ちなみにイシズさん年齢は?」
「25よ」
「「・・・・」」
「な~によ?そんなに驚く?」
「いえ、驚いてるんじゃなくて・・・」
「妥当な年齢だなぁ・・って」
「あら、褒め言葉?」
「も、もちろんです!!それに25も若いです!!イシズさんが私たちを『若い』って思えるのは私たちが10代だからです!」
「ふふふ、ありがとう」
髪を結びながら礼を言うイシズ。
「でもあなたたち私の同じ年になる頃は絶対美人になるわ、私が保証する。
年月はね女を変えるわ、あなたたちはとてもいい子だからそのままでまっすぐ素直でいればきっと見た目も成長して、絶対美人になるわ」
「・・・・・////」
「ありがとうございます・・・////」
「その時は、2人の赤ちゃんも見せてね?」
「「い、イシズさん!」」
「うふふふ」
女性特有の話で盛り上がっている中、花京院とポルナレフは夢の中だった。
「あっ」
目を開けると場所は飛行機の中ではなく・・・。
「こ、ここは・・!!」
花京院には見覚えがあった、というより思い出した。
ここは自分が見た夢の中の遊園地の観覧車である。
「おい、花京院!ここはどこだ?ジョースターさんや承太郎たちはどこだ?」
「いや・・・ここにいるのは僕たちだけだ・・・・!っ!?ジュナは!!」
今朝、斬られた瞬間のことを思い出し、周りを見回すがジュナの姿はない。
しかし、あの犬の死骸が観覧車の座席にそのままにされていた。
「ジュナはいない・・・が、これは間違いない。これは・・・朝見た夢の続きだ!!僕らは夢の中にいるんだッ!!」
「夢ぇ~~?なあ~~んだ!」
そう言うとポルナレフは観覧車の座席に座り込む。
「俺は夢を見てるのか、なら安心じゃねーか。夢ならこんな犬の死体だって怖くないもんねーってな!ひょっとしてお前が朝見たのもこんな夢なのか?」
「あ、ああ・・・っというより僕が見たのはこれだ!!この夢なんだよ!!」
「ほ~う、そうなのか?でもよ、花京院・・・夢ってのはな、怖いと思うと怖いって思うもんなんだぜ?リラックスしろよ~」
「違うッ!!そもそも2人同時に同じ夢なんかみるか!!」
「う~~~~ん・・・・それもそうだな、だがな夢ならありえるんじゃあねーか?
おお~~~っと、いつの間にかポップコーンとソフトクリームが手にあるぜ~!
こりゃあ、便利でラッキーイイじゃの~~~ぉ~~」
そう言ってソフトクリームを舐めだすポルナレフ。
「ほらな?楽しいと思えば夢は楽しくなるのさ――ッ!ハハハハハハハーッ!」
「いいから聞けッ、ポルナレフ!!
この犬が朝、死んでいるのをお前も見ただろう!この犬もきっと僕と同じ夢を見ていたんだ、この夢で殺されたんだ!これを見ろ!」
そう言って左手の傷を見せる。
「この手の傷もその時につけられたんだ!!」
「誰にだよ?」
「敵のスタンドだ!『死神13(デス・サーティーン)』!!」
「敵スタンドだあ~~?お前、スタンドの夢なんか見たのか?ハハハハハハハッ!!」