第18話 死神13~デス・サーティーン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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オギャア―――
オギャア、オギャア、オギャア――――
花京院は赤ん坊の声に目を開ける。
「何だ・・ここは?」
花京院が起き上がるとそこは遊園地の観覧車の中だった。
「何故、僕はこんなところに・・・始めてくる場所だ・・・。
どうして僕は暢気に観覧車なんかに乗っているんだ?それに、みんなは・・・・」
確か自分はサウジアラビアの砂漠をラクダで横断していてセスナ機を借りるために街の近くのホテルに宿泊していたはず。
「クーン」
「典明・・・」
「?」
横を見ると犬が1匹座っている、撫でてやると人懐っこいのか擦り寄ってくる。
「ジュナ、君もいたのか?他のみんなは?」
「ううん、ここには私と典明だけみたい・・・あとはこのワンちゃん・・・・」
しかし本当に妙な遊園地である、花京院とジュナ、そして犬以外は誰もいない。だが・・・赤ん坊の声だけが聞こえる。ところが声の場所は掴めない。
「ん?」
すると風船が大量に飛んできた・・・。
そしてその中の1つにカードがくっついている。
「これは・・・」
風船に引っかかっているカードを手に取り、見てみると・・・・。
「つっ!?」
ゴゴゴゴゴゴゴッ・・・・
「『死神13(デス・サーティーン)』!!」
『ニヤリ・・・』
「カードが動いている!!」
その時、カードの死神の鎌を持った両腕が具現化し、花京院に襲いかかった。
かろうじて避けたが鎌は花京院の左手の側面を掠り、そのままあの犬の顔に突き刺さる。
犬の顔からは眼球が飛び出て、大量の出血・・・・そして鎌を引き抜くと次にジュナに向かう。
「や、やめろ・・・」
「の、典明・・・」
ゴア―――――ッ
「きゃあああぁぁ――――ッ!!」
グシャッ!!
死神の大鎌がジュナの左肩から胸を斜めに斬りつけた。
「あ・・ああ・・・・」
ジュナは花京院に向かって手を伸ばす。
「ああ・・・ッ、ジュナ・・・ッ!!うわあああああああああああッ!!」
血みどろになっていくジュナを見て花京院は絶叫してしまう。
「うあああああ――――――ッ!!!」
「花京院!!」
「っ!」
ハッとしたときポルナレフが傍にいた。
「どうしたんだよ?花京院?」
「はあ・・はあ・・・」
全身が汗だくである。
「どうしたの!?」
隣の部屋だった里美とジュナ、イシズが飛び込んでくる。
「何でもねーよ、花京院の奴が飛び起きただけだ」
「え・・・?」
ジュナが花京院に駆け寄る。
「典明、大丈夫・・・?汗だくだよ・・・」
ハンカチで拭うジュナ。