第17話 太陽~サン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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『オラッ』
「地面に穴を開ける!その中に逃げ込めッ!!」
スター・プラチナによって開けられた穴に逃げ込むことでその場は何を逃れた。
しかし、じっとしたままでもいられない、ジョセフの言う通り、このままでいたら間違いなく熱中症どころかカラッカラッに干からびてしまう。
「大丈夫か?花京院」
「ええ、エメラルド・スプラッシュを半分出しかけていたので・・・それが壁になって助かりました・・・。
しかし、暑い・・・頭がどうにかなりそうだ」
「しかし、今の攻撃!恐るべき命中度!
間違いなく奴はどこからか俺たちを見ているぜ!どこだ!どこなんだ敵はッ!?」
「ポルナレフ、落ち着け。とりあえず水分を・・・・」
だが水筒を取り出すとそこには穴が開いていて水は全部もれてしまっていた。
「なんてこった!」
「ジョースターさん・・・これを・・・」
そこへ里美が氷を差し出した。
「里美・・・これは・・・」
「空気中の水分を少し固めました、温度も少しずつ下げているんですけど・・・つっ!?」
「里美!」
ふらつく里美をポルナレフが支える。
「ありがとう・・・ちょっと意識が・・・」
「無理するんじゃあねーよ、スタンドは精神エネルギーを使うんだッ、命を縮めるぞ!」
「承太郎!双眼鏡を!」
外の様子を見るため承太郎の双眼鏡を渡すように言うジョセフ。
しかし、双眼鏡で覗こうとするもすぐに『太陽(サン)』の攻撃で駄目にされてしまう。
「くそっ!どこにいやがるッ、どーやってこっちを見てやがるんだッ!透明人間かッ!敵本体はッ!」
「ウックックックックッ・・・」
「?」
すると花京院が急に笑い出した。
「典明・・・?」
「花京院くん?」
「フッフッフッ、ホハハハ、フフフフ・・・」
「どうしたの・・?の、典明・・・?」
「これが・・笑わずに、いられるわけ・・ないじゃないかッ!へハハハハハ!フホホハハハ!ケケケケケケッ!ノォホホノォホッ!!」
「典明・・・!?」
「花京院、何を笑っているんだ!おい、気をしっかり持て!」
「ウヒヒヒ、ウハハハハハハハッ」
「え!?じょ、承太郎・・・?」
「お前もか!?」
「フハハハハハ!ハハハ、クックックックッ!!」
「プッ!ウヒヒヒヒヒ!!ハハハハハハハ――ッ!!」
「ポルナレフ、お前まで!!」
「フフフフ、アハハハハハ!!」
「イシズ、お前もか!」
4人が暑さでイカれてしまったと思ったジョセフたちは唖然と見ている。
「OH!MY!GOD!!ついに・・・みんな暑さのせいでおつむがイカれちまったか・・・わしら3人だけか?冷静なのはッ!」
「承太郎、しっかりして!」
「そうじゃ、承太郎!冷静になるんじゃッ!!気をしっかり持て!こんな苦しい時こそ冷静に対処すれば必ず勝機は掴めるはずじゃッ!!」
「ハハハッ、勘違いしないでください・・・ジョースターさん」
そこに花京院がジョセフの方を掴む。
「里美もジュナもあそこの岩を見てくれないか?」
「え?」
花京院の指した方に岩がある。
「人が隠れるほど大きさがあるだろう?」
「う、うん・・・そうだね・・」
「それがどうしたの?」
「今度は反対側にあるあそこの岩を見てごらん、ジョースターさんもあそこです」
「反対側?」
視線を移すと同じ大きさの岩がある。
「あれ?」
そこで里美があることに気づく。
「あの岩・・・なんか変」
「気づいたかい?」
「うん、あの岩とあの岩・・・左右対称になってる。しかも影が逆向き・・・」
「その通り、ってことは?」
「アハハ!それでみんな笑ってたんだ!」
「ウヒヒヒヒヒ、ハハハハハハハ!アホらしい!!」
ポルナレフが地面を叩く。