第17話 太陽~サン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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そしてラクダを買ったはいいものの・・・。
ジョセフはなんと買ったばかりであの高級車をラクダ(人数分+水)と交換してしまった。
「現金は信用を欠き、小切手はきれない、カードも使えないため物々交換の方が効果的」というのがジョセフが買い物の解説をした。
しかしラクダを買ったはいいもののジョセフを除き、乗り方を知らない。
「ジョセフさん、どうやって乗るの・・・?」
「ニシシシ!いいか、ジュナ。ラクダはな座らせてから乗るんだよ」
と言って手綱を引っ張る、が・・・。
「座らない・・・」
「い・・・ちょっと待て!今座らせるからな!」
しかしいくら引っ張っても座らない。
「このッ!座れ!座りやがれ!!」
「・・・・・座らないね・・」
「あの~・・・ジョースターさん、本当に乗ったことあるんですか?」
里美が聞くと・・・。
「わしはあのクソ長い映画、『アラビアのロレンス』を3回も見たんじゃぞ!乗り方はよーく知っとる!2回は半分寝ちまったがな!」
「え・・・?」
ずり・・・っと肩の力が抜ける里美。
「ってことは・・・ホントは乗ったことねーのかッ」
ポルナレフの言葉に一同の顔色がまた暗くなる。
さらにジョセフは顔じゅうをラクダに舐められる始末・・・。
「日焼け止めになるんじゃ、知らなかったァ?」
「日焼け止めクリーム塗った方がいいと思いますけど・・・」
イシズの言葉に一同頷く。
「ま、まあ!動物なんてものはな気持ちを理解しれやることが大切なんじゃ!」
荷物からリンゴを取り出す。
「ほぉ~~れ、このリンゴ美味そうじゃろう?美味しいよーッ!」
ラクダはリンゴの匂いにつられて座る。
「ほれ、見たか!気持ちを理解してやれば座ってくれるのじゃ!ケケケ!!」
得意げである。
「おお!やったッ――――!さすがに高いのォ~~!
ラクダのハナの穴は砂が入らない様にフタができるんだよん、『ラクダは楽だ』なんて蹴りを入れられそうなくだらんダジャレは言わない様に!」
「ジョースターさんしか言わないと思う・・・」
ボソリと言った里美の言葉に一同は心の中で頷く。
「さて、ここでラクダに乗る時の注意点を言うぞ。
いいか?ラクダというのは馬と違って抱く足歩行と言って片側の前足と後足が同時に前へ出て歩くので結構揺れる・・・だがな、そのリズムに逆らわずに乗るんじゃ、こんな風に!」
と乗り方の見本を見せようとするが・・・。
「うおわああっ、待てこら!はっ、速いッ!おおおっ!こら、とまれって、おおっ!?」
「「「「「「・・・・・・・はあ」」」」」」
ジョセフの行動を見て、ため息を深くする承太郎たち。
――――――――
「よ~~~し、みんな予定通り、上手く乗れたようじゃの~~」
傷だらけのジョセフと無傷な6人。
「それでは砂漠を突っきるぞ!
みんな!北西に向かって出発進行じゃ~~~!!」
多少のゴタゴタはあったが一同はラクダを走らせる。
「おかしい・・・やはり、誰かに見られているような気がする」
「花京院、少し神経質すぎやしないか?
ヤシの葉で足跡は消しているし、数十キロまで見渡せるんだぜ?誰かいるならすぐにわかるぜ?」
「いや、ポルナレフ。
俺も実はさっきから気配を感じてしょうがねーぜ」
「私も・・・」
さすがに花京院だけでなく承太郎や里美もと言い出すと念には念をという思いが出る。
「承太郎、調べてくれ」
ジョセフが双眼鏡を渡す。