第2話 星の痣
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「もう大丈夫だね、額の止血をするから待ってて」
「・・・・・・」
おとなしく手当て(スタンド能力での治癒)をされていた花京院だったが小声で問う。
「何故・・・お前たちは自分の命の危険を冒してまで私を助けた・・・?」
「何故って・・・」
お互いに見合う承太郎と里美。
「さあな・・・そこんとこだが、俺にもようわからん」
「!」
「『助けたかったから』って理由じゃだめかな?少なくとも私は君のことを放っておけなかったから」
「・・・・・・」
花京院の目には涙が溜まり、頬を濡らした。
「・・・・あ、り・・がとう・・」
「・・・うん」
――――――――
「じゃあ、私はこれでしつれ・・」
「待て」
花京院の治療も終わり、帰ろうと後ろを向いた瞬間、里美は承太郎にセーラー服の襟を掴まれた。
「ぐっ!痛いよ!!空条くん!!」
「おめー、まさかこのまま帰れるとでも思ってんのか?」
「何?その脅し文句。私は何の関係もないでしょ?
それに花京院くんの襲撃のとき、私は偶然居合わせただけだもん、彼は君が狙いだったんだし・・・」
「いいや、君にもいろいろと聞きたいことがある」
ジョセフとアヴドゥルも立ち上がり、里美の進路を塞ぐ。
「ちょっと待ってください、私に何を聞こうって言うんですか?」
「君はスタンドを使えるし、視える、そうだね?」
「・・・はい」
「それに、先ほど花京院から聞いたのだが彼は承太郎を殺した後、君を捕まえてDIOの元へ連れていくつもりだったらしいのじゃ、そうだな?花京院」
「ええ、詳しくは知らされませんでしたが、僕はDIOに高瀬さんを生きたまま連れてくるようにと命令されたよ」
「そんな!知りません!!
確かに私はスタンドが使えますし、視えます。でも、私は狙われる覚えもないし、DIOって人も知りません!!」
「しかし・・・」
「とにかく私は無関係です!!空条くん、いい加減放して!!」
その時、承太郎の目に信じられないものが飛び込んだ。
「お前、これは・・・」
「!」
里美の左の首筋にあるもの・・・それは・・。
「何故、お前に星の形の痣があるんだ!?」
「「「な、何だって!!?」」」
「!」
ジョセフたちも彼女の首筋を見れば、確かに星の形をした痣があった。
「ど、どういうことじゃ・・・わしとホリィ、承太郎以外にジョースター家の血を引いている者がいたのか・・」
「高瀬、入れ墨じゃあねーだろうな?」
「私はそんな極道みたいなことはしてないよ!!この痣は生まれつき!!」
「だとすれば・・・・」
四人は里美を見た。
「な、何?」
じっと見られて居心地が悪いどころではない。
緊迫した空気が続いたが、次に聞こえてきた場にそぐわない可愛らしい声で一気に崩れた。
「こらっ!」
「っ!ほ、ホリィ!?」
「もう!男性が四人が寄って集って女の子に何してるの!!」
「いや、ホリィ、これはな・・」
「言い訳しないの!!」
男四人がタジタジである。