第16話 恋人~ラバーズ~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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〈ちっ・・イシズか?俺の背中を叩くとは・・・・それに花京院とポルナレフ、ジュナのスタンドが小さくなってジョースターの体内へ侵入していったか。
私の『恋人(ラバーズ)』と戦う気か、脳幹にたどり着こうとしている・・・・フン!〉
ダンはジョセフの体にスタンドを忍び込ませているためか向こうで行われていることがわかっている。
「これはッ!」
脳幹へたどり着いて見てみた者はエンヤ婆の時と同じ触手が蠢いている。
「ううッ・・・気持ち悪い・・!」
「肉の芽だ・・・これは肉の芽だっ!」
「脳幹についてみれば肉の芽がもうこんなに成長しているぜッ!ちくしょうッ!」
そして肉の芽の根っこには・・・。
「マギーッ!」
カニのようなハサミの付いた両手を持った昆虫のようなスタンドが目を光らせてせっせと作業をしている。
「こいつか!」
「そうよ、それが『恋人(ラバーズ)』よ!」
「ホントにノミみたい・・・」
「ヤツは何をしているんだ?」
「おそらくジョースターさんの脳細胞を切断してドロドロにして肉の芽のエサにしているのよ。
花京院くん、ポルナレフ、ジュナ、早くヤツを倒して肉の芽を引っこ抜いて!成長すれば脳の肉を食い破られるわ!!」
「任せろ!切り刻んでやるぜ!」
シルバー・チャリオッツが前に出て、剣をラバーズに向ける。
「いや、切り刻むんじゃねえ。すり削ってやるぜ!大根をおろすようになあー!!」
剣を避けようとハサミでチャリオッツの剣を弾いたがあっという間に斬られる。
「やった!」
「いや、浅いぜ!野郎、なかなかの素早さだぜ!ジュナも気を付けろ!」
「ポルナレフ、誰と話してるの・・・?」
「え!?」
見ると横にもう1体のハイエロファント・グリーンとレスト・ウッドがいる。
「ポルナレフ!それは僕とジュナじゃあない!さっき切ったのもスタンドじゃあない!型が崩れていく!」
「ククク・・・『恋人(ラバーズ)』は―――オレだァ!!」
型が崩れたハイエロファント・グリーンの腹辺りからラバーズが攻撃してきた。
攻撃はチャリオッツ(ポルナレフ)の腹に食い込む。
「うごぉぉおあぁぁッ!!」
「ポルナレフ!」
「身に纏っていたのか!細胞を、ジョースターさんの脳細胞を!
奴がこねていた細胞は身に纏ってハイエロファント・グリーンやレスト・ウッドのダミーを作るためか!!」
「やっつけたのも同じくダミー・・・」
「くくくく・・・まんまと騙されたなぁ!このバカタレどもがァ―――ッ!!」
ラバーズは得意げに笑う。
―――――――――――
「フハハハハハッ!」
笑いながら承太郎に靴磨きをさせるダン。
「おらっ!何やってんだ、承太郎!!」
そのまま蹴り上げるダン。
「承太郎!!」
駆け寄る里美。
「私は今すごーく機嫌がいいッ!私の今の気分と同じくらい晴れた空がクッキリ映り込むぐらいピッカピカに磨いてもらおうーかな」
「・・・承太郎」
ハンカチで承太郎の血を拭う里美。
しかし、承太郎は何やら手帳に書き込んでいる。
「承太郎、貴様!何を書き込んでいる!!」
・腹を殴られた
・石で殴られた
・財布を盗られた
・時計を盗られた
・ドブ川の橋にされて散々踏まれた
・里美の腰に手を回された
・里美にキスをしようとした
・里美の胸を掴んだ
・背中をかかされた
・靴を磨かされた
・蹴りを入れられた
「何だこれはぁ?」
「お前に貸しているツケさ、必ず払ってもらうぜ・・・・忘れっぽいんでな、メモってたんだ」
「!」
パン!と承太郎を叩くダン。