第16話 恋人~ラバーズ~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「おい、里美。お前も渡って来いよ、せっかく『恋人』が橋になってくれてるんだからよォ」
「・・・・結構よ」
里美はアイス・フェアリーの髪の毛を堀の置物に縛り付けて自分の体を引き上げて川を渡る。
「おい、俺の言うことがきけないっていうのかッ!!」
また足をぶつけようとするダン、しかし足はアイス・フェアリーによって止められる。
「な、何を・・・」
「そんなに何回もぶつけたらあなたも痛いんじゃないかしら?
それともあなた自分を痛めつける趣味でもあるの?」
「・・・・・」
面白くなさそうに足を下ろすダン、承太郎もようやく体をこちらに起こした。
里美は承太郎の背中についた泥をはたいて落とす。
「おい、里美!お前は俺の横を歩くんだ!」
そう言ってまた引っ張られる里美。
「承太郎にはこの後も役に立ってもらうからな、もうしばらくは殺さないでおいてやるよ。安心しな」
「つっ・・・・」
嫌そうにする里美を引っ張るダン。
それを後ろから睨みつける承太郎。
「・・・・・」
「ああ、そういえば・・・お前、承太郎の女なんだよな?」
「さあ、何のこと?」
「嘘をつくのが下手だな、お前」
「『嘘をつくような仕事』してないから。私、学生だもの」
「学生か・・・日本っていうのはつくづくつまらないらしいなぁ、お堅いぜ。ってことは・・・キスもまだか?」
顔を近づけると口を塞がれるダン。
「・・・・ファーストキスは譲れないってか?」
「セカンドだろうがサードだろうが・・・あんたみたいなゲスとはお断りよ」
「ってことはキスはもう済んでんのか?」
「・・・・・」
「じゃあ、こっちは初めてか・・・」
すると胸を掴んでくる。
「ちょっと!!」
すぐに離れる里美。
「ふーん・・・なかなかデカいな、脱がせたら楽しみだ」
「・・・・・私を煽るのはいいけど承太郎は煽らない方がいいわ」
「ほ~~う」
承太郎を横目で見るダン。
「承太郎を煽ったらどうなるんだ?」
「私は我慢できるけど・・・承太郎はキレたら怖いわよ、ただの筋肉マッチョな男に殴られるより痛いわよ。
それが覚悟できてるなら・・・やれば?」
「承太郎が俺をやれる時間があればな・・・」
にやりと笑い、腰に手を回して歩き出すダン。
―――――――――
「敵スタンドは体内の神経の出発点、脳幹にいるわ、静脈に入って行った方が早いわね」
画面を見ながらイシズが話す。
「そうですね。ポルナレフ、血管の壁に穴を開けてくれ」
「お、おい・・・ちょっと待て!スタンドなんじゃろ?すり抜けてはいけないのか?」
「無理ですよ、3人のこの大きさじゃ血管の壁が厚すぎるわ。
でも実際はミクロレベルの小さい穴よ、心配ないわ」
「それに今の我々がもし血管や神経を切断するとしたら何分もかかってしまいます、じゃなきゃ敵スタンドがとっくに切ってます。
もっとも・・・・もうやり始めているかもしれませんがね」
「でも小さいスタンドでいるって結構大変だぜ、疲れるよ・・・・これは相当のスタンドパワーが必要だぜ。
んじゃ・・・開けるぜ!!」
シルバー・チャリオッツが剣を構えて傷を入れる。
「OH!MY!GOD!!」
「ジョースターさん、落ち着いて!!」
「気分が悪くなってきた・・・」
「そうりゃあそうよ、それにあいつのスタンドが入ってきたことを知らされたときから、もう気持ち悪いでしょ?」
「ううぅぅ・・・ぬのおおッ!!」
「今度はどうしたの?」
「せ、背中がくすぐられるような感覚がするッ!!」
ハーミット・パープルの効果が弱まってくる。
「ダンの奴・・・背中でもかかせてるのかしら?全くいい迷惑よ、いろんな意味で!」
イシズがジョセフの背中を叩く。
―――――――
「うっ・・・」
「どうした?」
「いや、何でもない」
背中に少し衝撃が来たので表情が変わる。