第16話 恋人~ラバーズ~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「よし、やるわよ!『平和の杖(パシフィック・ワンド)』!!」
占い師のように黒い衣装とベールに身を包んだスタンドが現れジョセフ達を空間ごと覆ってしまう。
「レスト・イリュージョン!」
ジュナのスタンド『癒しの樹(レスト・ウッド)』の能力でカラチの街の人々にはジョセフ達の記憶を消す。
「さあ!ジョースターさん!」
「ああ、『隠者の紫(ハーミット・パープル)』!!」
別の空間でテレビにハーミット・パープルで自分の脳内を映し出すジョセフ。
「オオ~~~のォ~~~・・・」
「これです、この小さいノミみたいな物体がダンのスタンドの『恋人(ラバーズ)』です!」
「こんな小さなスタンドが入り込んでいたのか・・・」
「しかし、まさか自分の脳の中を見ることになるとは・・・!!」
「花京院くん、ポルナレフ、ジュナ、あなたたちのスタンドをジョースターさんの体内に入れて、こいつを倒しなさい!」
「な、何ィィ!!本気で言ってんのか?」
「ええ、スタンドとは精神の具現化した姿。
つまり自分で『小さくしたい』と思えば小さくなるはずよ、それで体内に入って奴を倒せばジョースターさんは救えるわ」
「そ、そりゃあ理論上はそうだろうけどよォ・・・」
「やるしかない!時間がないんだ、ポルナレフ!」
「ほら・・・!」
花京院とジュナはやる気だ。
「お、おう!」
2人に引きづられるポルナレフ。
「『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』」
「『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』」
「『癒しの樹(レスト・ウッド)』」
「「「小さくッ・・・」」」
3体のスタンドはジョセフの耳から体内に入っていった。
「もっと小さくなれ・・・途中から血管に入るぞ!」
「お、おう!」
「・・・・・」
――――――――
「堀か・・・」
ジョセフ達がラバーズを倒そうとしている頃、承太郎、里美、ダンはある川堀にきていた。
「この堀・・・・飛びこえて渡ってもいいが、もし躓いて足でもくじいたら危険だな。
向こうの橋まで行くのもめんどくせーし・・・。
おい、承太郎。堀の間に横たわって橋になれ、その上渡るからよ」
「・・・・・・」
「どうした?承太郎?橋になってくれないのか?」
「あなた、何言ってるの?」
「ああ~?橋になれって言ってるんだよ、あっちに行くまでめんどくさいって言っただろう」
「・・・てめー、ふざけてんのか?」
「・・・・・」
承太郎が不機嫌そうに答えると・・・。
「橋になれと言ってるんだ!このポンチ野郎がァ―――!」
ダンがわざと足を堀の置物にぶつける。
「うわあああ!!!」
「ど、どうしたんですか?ジョースターさん!?」
「あ、足が・・・ビリビリ痺れるッ!
承太郎、里美・・・何をしているんじゃッ・・・」
「くくくっ・・・・」
ダンの行動に「断れば肉の芽の成長するまでもなくジョセフの体がこいつの乱暴な扱いで保たない」と判断する。
「・・・・ちっ」
「承太郎っ・・」
「いい・・・」
承太郎は堀にうつ伏せに横たわり、橋になる。
「くくくっ・・・・それでいい」
そう言うとダンはわざと衝撃をかけて承太郎の上を歩く。
「なかなかいい橋になったじゃあないかッ!ホレホレホレッホ~~レッ!!」
ダンは最後に承太郎の手を踏みつけて渡った。
あまりのひどい扱い方に目を瞑る里美。