本編主人公の出番少なめ、原則名前のみ出演です。
海野家の千寿郎くん その2
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早朝・卯の刻(午前五時ごろ)
千寿郎は昨夜、椛と話をしていたがその際に那津蒔が『明日の朝五時に動きやすい服装で自分(那津蒔)の部屋の前に来てくれ』と伝言を受けて、指示通りに部屋にやってきた。
那津蒔は忍び装束(?)のような動きやすい恰好をしていた。
そして那津蒔と一緒に外に出たわけだが・・・。
「よ~し、始めんぞ」
「?」
何故が背負子(しょいこ)を背負わされた。
「あ、あの・・・」
「ん?何だ?」
千寿郎は何故、背負子を持っていくのか疑問に思ったので率直に聞いた。
「今から薪拾いに行くからだよ」
あっけらかんと答える那津蒔。
「ここから少しばかり歩いたところにウチ(海野家)が所有してる山があるから、そこで薪拾いして辰の刻になったら戻る」
「???」
千寿郎の頭と顔には『?』マークが止まらない。
「そんな変な顔すんなって!お前の特訓をするためにもこの薪拾いは重要なんだよ!いいからついて来い!」
そう言うと那津蒔は歩き出した。
山に到着すると那津蒔は入り口の一つを教えてくれた、そして一緒に山に入り込んでいく。
薪を拾いながら山にある山菜や茸、よく見かける動物のことなどを話してくれた。
そんなことをしていると時間が経つのは早いもので・・・。
「よし、これくらいでいいか。下山するぞ、千寿郎」
「はい!」
「下山する時は別の道から戻るからな、来た時の道は覚えてるよな?」
「あ、はい」
「よし、じゃあ一度ウチに帰って飯を食ってから特訓に入るぞ」
「はい!よろしくお願いします!」
海野家に帰ると既に朝餉の支度が出来ていた。
「あ・・・」
「おはようございます、千寿郎くん」
薪拾いで汚れてしまったのでお風呂を借りて居間に来ると椛が式神たちと一緒にご飯をよそっており、ももがみそ汁を配っている。
「おはよう、もも・・・さん」
「『もも』でいいよ」
「あ、いえ・・・いきなり呼び捨てにするのは苦手で・・・」
「じゃあ、私たちみたいに『ちゃん』をつけるといいわ。ねえ?ももちゃん」
すると椛が助け船を出す。
「どうかしら?」
「私は構いませんよ、千寿郎くん、好きな方で呼んでください」
「あ、うん・・・じゃあ、ももちゃんで」
照れくさそうに呼ぶ千寿郎に対してももは嬉しそうにお椀を差し出す。
「薪拾い、お疲れ様。たくさん食べてね」
「うん、ありがとう」
「みんな、揃っているね」
そこへ晴哉夫妻と子供たち、瀬津寿もやってきた。
「おはよう、千寿郎くん」
「おはようございます、皆さん!」
「おはよう、昨日はよく眠れたかしら?」
「はい!とても気持ちの良い布団でした!」
「ふふふ、それはよかったわ」
微笑んでいる御園。
「おはよう!千寿郎お兄ちゃん!」
「おはよう!お兄ちゃん!」
晴哉の娘たちも朝から元気である。
海野家の食卓はこうも賑やかなのか、煉獄家とはまた違ったものを感じる。
「ふう~!いい風呂だった!」
そして那津蒔と葉月も合流した。
「さて、皆が集まったことだ。食事を摂ろうか、いただきます」
『いただきます』
瀬津寿の挨拶の後に復唱し、箸を持って各々食事を食べる。
千寿郎は昨夜、椛と話をしていたがその際に那津蒔が『明日の朝五時に動きやすい服装で自分(那津蒔)の部屋の前に来てくれ』と伝言を受けて、指示通りに部屋にやってきた。
那津蒔は忍び装束(?)のような動きやすい恰好をしていた。
そして那津蒔と一緒に外に出たわけだが・・・。
「よ~し、始めんぞ」
「?」
何故が背負子(しょいこ)を背負わされた。
「あ、あの・・・」
「ん?何だ?」
千寿郎は何故、背負子を持っていくのか疑問に思ったので率直に聞いた。
「今から薪拾いに行くからだよ」
あっけらかんと答える那津蒔。
「ここから少しばかり歩いたところにウチ(海野家)が所有してる山があるから、そこで薪拾いして辰の刻になったら戻る」
「???」
千寿郎の頭と顔には『?』マークが止まらない。
「そんな変な顔すんなって!お前の特訓をするためにもこの薪拾いは重要なんだよ!いいからついて来い!」
そう言うと那津蒔は歩き出した。
山に到着すると那津蒔は入り口の一つを教えてくれた、そして一緒に山に入り込んでいく。
薪を拾いながら山にある山菜や茸、よく見かける動物のことなどを話してくれた。
そんなことをしていると時間が経つのは早いもので・・・。
「よし、これくらいでいいか。下山するぞ、千寿郎」
「はい!」
「下山する時は別の道から戻るからな、来た時の道は覚えてるよな?」
「あ、はい」
「よし、じゃあ一度ウチに帰って飯を食ってから特訓に入るぞ」
「はい!よろしくお願いします!」
海野家に帰ると既に朝餉の支度が出来ていた。
「あ・・・」
「おはようございます、千寿郎くん」
薪拾いで汚れてしまったのでお風呂を借りて居間に来ると椛が式神たちと一緒にご飯をよそっており、ももがみそ汁を配っている。
「おはよう、もも・・・さん」
「『もも』でいいよ」
「あ、いえ・・・いきなり呼び捨てにするのは苦手で・・・」
「じゃあ、私たちみたいに『ちゃん』をつけるといいわ。ねえ?ももちゃん」
すると椛が助け船を出す。
「どうかしら?」
「私は構いませんよ、千寿郎くん、好きな方で呼んでください」
「あ、うん・・・じゃあ、ももちゃんで」
照れくさそうに呼ぶ千寿郎に対してももは嬉しそうにお椀を差し出す。
「薪拾い、お疲れ様。たくさん食べてね」
「うん、ありがとう」
「みんな、揃っているね」
そこへ晴哉夫妻と子供たち、瀬津寿もやってきた。
「おはよう、千寿郎くん」
「おはようございます、皆さん!」
「おはよう、昨日はよく眠れたかしら?」
「はい!とても気持ちの良い布団でした!」
「ふふふ、それはよかったわ」
微笑んでいる御園。
「おはよう!千寿郎お兄ちゃん!」
「おはよう!お兄ちゃん!」
晴哉の娘たちも朝から元気である。
海野家の食卓はこうも賑やかなのか、煉獄家とはまた違ったものを感じる。
「ふう~!いい風呂だった!」
そして那津蒔と葉月も合流した。
「さて、皆が集まったことだ。食事を摂ろうか、いただきます」
『いただきます』
瀬津寿の挨拶の後に復唱し、箸を持って各々食事を食べる。