本編主人公の出番少なめ、原則名前のみ出演です。
海野家の千寿郎くん 鬼灯でこんばんは2
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「そうか、あの日誌を読んだのか・・・」
「はい、それであなたと是非会って話をしてみたいと思ったんです。
それで那津蒔さんと晴哉さんに協力していただいたんです」
「そうか」
響凱は目の前で賑やかに食事をする仲間と晴哉を見た、自分のことを理解してくれる人が海野家以外にも増えるのは自分としても嬉しい事だ、ここは勇気を持ってみよう。
「わかった、晴哉に小生から言ってみよう」
「ありがとうございます!」
「だが、今日は時間も遅い。日を改めよう、お前の修行を邪魔をするわけにはいかぬし、霧香も望まぬだろう」
「わかりました!僕、お話の時間が取れるように頑張りますね!」
そう言って食事を再開した千寿郎、その姿を少し微笑ましいと思い、自分も食事を再開する響凱だった。
― 食事会後 ―
「よお!響凱!」
「黒椎、紅虎・・」
庵に帰ると黒椎と紅虎が待っていた。
「どうしたのだ?小生に何か用事でも?」
「いいや、千坊との対面はどうだったかな~?っと思ってよ」
「千坊?」
「千寿郎のことだ、黒椎は親しみを込めて『千坊』と呼んでいる」
少し呆れた様子の紅虎。
「面白かっただろう?」
「面白い・・・」
考え込む響凱。
「見た目に反して芯のしっかりした小僧だとは思ったが・・・」
「それだよ!それ!そこが千坊の面白いところだ!」
ビシッと指を向けて来る黒椎。
「人間なら鬼を敵視するか怯えるだろ?でもアイツは積極的に鬼に関わろうとしている。
見た目頼りなさ気なわりには肝が据わってると思わねーか?」
「まあ・・・確かに」
「ちなみにまだこちら(海野家)に来て数日だが山登り、下りの修練の基本は完了したそうだ」
「そうなのか?」
「元々煉獄家で兄の杏寿郎殿の継子となるべく日々励んでいたそうだ。
そこに那津蒔様と瀬津寿様の教えも加わり、飛躍的に身体能力が向上したのだろう。
明日からは雲雀童子を加えて日陰での鍛錬をするそうだ」
雲雀童子と千寿郎の様子は今しがた見てきたばかりだ、とても気が合うと見える。
晴哉も年の近い者同士切磋琢磨してほしいという気持ちもあるのだろう。
「そうか」
「んで?お前は話せたのか?」
「ん?」
「千坊と話せたのか?少しは」
「ああ、無限列車の時の礼を言ってきた。ただ今回だけでは語ることも少なかったので後日、時間をもらってゆっくり話すことにした」
その返答に『おっ!』とした表情の二人。
「な、何だ?」
「いや、お前が人間とそこまで霧香や海野家の人間以外と打ち解けるとはな~と思っただけだぜ?」
「うむ、口下手だからな。正直あまり期待をしていなかった」
「・・・・・」
何気にひどいことを言っている紅虎。
「まあ、お前がその気になったのなら仲介した俺たちも安心するってもんだ」
「ああ、時間ができなら語り残しがないように楽しんでこい」
そう笑顔で言うと二人は去って行った、その言葉がこの先の予兆を告げていることをこの時の響凱はまだ気づいていなかった。
続く
「はい、それであなたと是非会って話をしてみたいと思ったんです。
それで那津蒔さんと晴哉さんに協力していただいたんです」
「そうか」
響凱は目の前で賑やかに食事をする仲間と晴哉を見た、自分のことを理解してくれる人が海野家以外にも増えるのは自分としても嬉しい事だ、ここは勇気を持ってみよう。
「わかった、晴哉に小生から言ってみよう」
「ありがとうございます!」
「だが、今日は時間も遅い。日を改めよう、お前の修行を邪魔をするわけにはいかぬし、霧香も望まぬだろう」
「わかりました!僕、お話の時間が取れるように頑張りますね!」
そう言って食事を再開した千寿郎、その姿を少し微笑ましいと思い、自分も食事を再開する響凱だった。
― 食事会後 ―
「よお!響凱!」
「黒椎、紅虎・・」
庵に帰ると黒椎と紅虎が待っていた。
「どうしたのだ?小生に何か用事でも?」
「いいや、千坊との対面はどうだったかな~?っと思ってよ」
「千坊?」
「千寿郎のことだ、黒椎は親しみを込めて『千坊』と呼んでいる」
少し呆れた様子の紅虎。
「面白かっただろう?」
「面白い・・・」
考え込む響凱。
「見た目に反して芯のしっかりした小僧だとは思ったが・・・」
「それだよ!それ!そこが千坊の面白いところだ!」
ビシッと指を向けて来る黒椎。
「人間なら鬼を敵視するか怯えるだろ?でもアイツは積極的に鬼に関わろうとしている。
見た目頼りなさ気なわりには肝が据わってると思わねーか?」
「まあ・・・確かに」
「ちなみにまだこちら(海野家)に来て数日だが山登り、下りの修練の基本は完了したそうだ」
「そうなのか?」
「元々煉獄家で兄の杏寿郎殿の継子となるべく日々励んでいたそうだ。
そこに那津蒔様と瀬津寿様の教えも加わり、飛躍的に身体能力が向上したのだろう。
明日からは雲雀童子を加えて日陰での鍛錬をするそうだ」
雲雀童子と千寿郎の様子は今しがた見てきたばかりだ、とても気が合うと見える。
晴哉も年の近い者同士切磋琢磨してほしいという気持ちもあるのだろう。
「そうか」
「んで?お前は話せたのか?」
「ん?」
「千坊と話せたのか?少しは」
「ああ、無限列車の時の礼を言ってきた。ただ今回だけでは語ることも少なかったので後日、時間をもらってゆっくり話すことにした」
その返答に『おっ!』とした表情の二人。
「な、何だ?」
「いや、お前が人間とそこまで霧香や海野家の人間以外と打ち解けるとはな~と思っただけだぜ?」
「うむ、口下手だからな。正直あまり期待をしていなかった」
「・・・・・」
何気にひどいことを言っている紅虎。
「まあ、お前がその気になったのなら仲介した俺たちも安心するってもんだ」
「ああ、時間ができなら語り残しがないように楽しんでこい」
そう笑顔で言うと二人は去って行った、その言葉がこの先の予兆を告げていることをこの時の響凱はまだ気づいていなかった。
続く