本編主人公の出番少なめ、原則名前のみ出演です。
海野家の千寿郎くん 鬼灯でこんばんは
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「へえ~~~・・・・あの煉獄杏寿郎の弟か、見事にそっくりだな」
「これほどに似るのも恐ろしいな・・・」
珍しいとじーっと見ている二人。
「えーっと・・・」
すっかり尻込みしている千寿郎に黒椎が屈んで視線を合わせた。
「すまなかったな!俺は黒椎ってんだ!鬼だがよろしくな、千坊!」
「せ、千坊?」
「『千寿郎』っていうんだろ?なら、千坊だ!」
ニカッと笑って少し強めだが頭を撫でてくれる黒椎。
「お前も座れ」
「つっ!」
紅虎の腕を掴んで屈ませる黒椎。
「こいつは紅虎だ、まあ俺の兄弟みたいなもんだ!」
「お前と兄弟になどなった覚えはないぞ(怒)」
じとーっと黒椎を睨む紅虎。
「そんな怖い顔すんなって~、千坊が怖がってんだろ?」
〈怖がっているというよりはお前の勢いに押されているだけだろうが・・・〉
気を取り直して千寿郎に顔を向ける紅虎。
「私は紅虎だ、よく来たな」
「煉獄千寿郎ですっ、初めまして!」
ペコリと頭を下げる千寿郎。
「そんなに堅苦しくしなくてもいい、那津蒔様はお前を客人として招いたのだ」
「そうだぜ、気を楽にして座ってな!」
庵の縁側にドカッと座って隣りを叩く黒椎、千寿郎はおずおずと座ると片足を掴まれる。
「わわわわわっ!?何するんですか!?」
後ろに倒れそうなのを必死に堪えて言葉を放つ千寿郎。
「あ?草履を脱がせんだよ、土足で人様の家には入らないだろう?」
「あ、はい、そうですね・・・」
ポイポイと草履を脱がせた黒椎はそのまま千寿郎を抱え上げた。
「へ?!」
「那津蒔も早く上がれよ!飯だ!」
「おい、客人に失礼だろう」
紅虎の額に青筋が・・・。
「お前は気に過ぎなんだよ!体動かして腹減ってんだ、早く飯にしようぜ!」
屈託のない笑顔で返してくる黒椎にため息が止まらない紅虎。
彼とは三百年、同じ主に仕えてきたがこのように豪快さな行動が多いのだが悪気がないのである意味厄介で手を焼いているのだ。
「紅虎」
「那津蒔様・・・」
「黒椎は戸惑っている千寿郎の肩の力を抜いてやりたくてああしてるんだ、見逃してやれ」
「はあ・・・わかってはいるのですが」
それでも『何だかな~』と思えてしまう。
「紅虎さん」
「ももか、どうした?」
「お食事の配膳準備は私がしますので黒椎さんと汗を流してお着替えをして来てください」
「ああ、わかった」
そして紅虎は那津蒔とももと一緒に庵の中に入ったが黒椎を引っ掴んでズルズル引きづって着替えに行った。
那津蒔と千寿郎で食卓を整え、持参した食事をももと式神が膳に盛り付けて、二人が戻ってきたのを確認し食事会開始。
黒椎と紅虎の前には普通の四倍ほどの大きさの御膳に切り分けられたブロック状の獣肉が乗せられている。しかも山盛り。
「・・・・・・・」
千寿郎はあまりの多さに目が点になっている。
「あんなに食べるんですか・・・?」
「ああ、いつもペロリと食っちまうんだ」
驚きの表情で那津蒔に問いかけるとニカッと笑って答える那津蒔。
「これほどに似るのも恐ろしいな・・・」
珍しいとじーっと見ている二人。
「えーっと・・・」
すっかり尻込みしている千寿郎に黒椎が屈んで視線を合わせた。
「すまなかったな!俺は黒椎ってんだ!鬼だがよろしくな、千坊!」
「せ、千坊?」
「『千寿郎』っていうんだろ?なら、千坊だ!」
ニカッと笑って少し強めだが頭を撫でてくれる黒椎。
「お前も座れ」
「つっ!」
紅虎の腕を掴んで屈ませる黒椎。
「こいつは紅虎だ、まあ俺の兄弟みたいなもんだ!」
「お前と兄弟になどなった覚えはないぞ(怒)」
じとーっと黒椎を睨む紅虎。
「そんな怖い顔すんなって~、千坊が怖がってんだろ?」
〈怖がっているというよりはお前の勢いに押されているだけだろうが・・・〉
気を取り直して千寿郎に顔を向ける紅虎。
「私は紅虎だ、よく来たな」
「煉獄千寿郎ですっ、初めまして!」
ペコリと頭を下げる千寿郎。
「そんなに堅苦しくしなくてもいい、那津蒔様はお前を客人として招いたのだ」
「そうだぜ、気を楽にして座ってな!」
庵の縁側にドカッと座って隣りを叩く黒椎、千寿郎はおずおずと座ると片足を掴まれる。
「わわわわわっ!?何するんですか!?」
後ろに倒れそうなのを必死に堪えて言葉を放つ千寿郎。
「あ?草履を脱がせんだよ、土足で人様の家には入らないだろう?」
「あ、はい、そうですね・・・」
ポイポイと草履を脱がせた黒椎はそのまま千寿郎を抱え上げた。
「へ?!」
「那津蒔も早く上がれよ!飯だ!」
「おい、客人に失礼だろう」
紅虎の額に青筋が・・・。
「お前は気に過ぎなんだよ!体動かして腹減ってんだ、早く飯にしようぜ!」
屈託のない笑顔で返してくる黒椎にため息が止まらない紅虎。
彼とは三百年、同じ主に仕えてきたがこのように豪快さな行動が多いのだが悪気がないのである意味厄介で手を焼いているのだ。
「紅虎」
「那津蒔様・・・」
「黒椎は戸惑っている千寿郎の肩の力を抜いてやりたくてああしてるんだ、見逃してやれ」
「はあ・・・わかってはいるのですが」
それでも『何だかな~』と思えてしまう。
「紅虎さん」
「ももか、どうした?」
「お食事の配膳準備は私がしますので黒椎さんと汗を流してお着替えをして来てください」
「ああ、わかった」
そして紅虎は那津蒔とももと一緒に庵の中に入ったが黒椎を引っ掴んでズルズル引きづって着替えに行った。
那津蒔と千寿郎で食卓を整え、持参した食事をももと式神が膳に盛り付けて、二人が戻ってきたのを確認し食事会開始。
黒椎と紅虎の前には普通の四倍ほどの大きさの御膳に切り分けられたブロック状の獣肉が乗せられている。しかも山盛り。
「・・・・・・・」
千寿郎はあまりの多さに目が点になっている。
「あんなに食べるんですか・・・?」
「ああ、いつもペロリと食っちまうんだ」
驚きの表情で那津蒔に問いかけるとニカッと笑って答える那津蒔。