第19話 約束
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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二人の話が終える頃には日が傾き始めていた。
「霧香には日を改めて私から伝えよう、君は愼寿郎殿に話を通しなさい」
「うむ!かたじけない!」
腹を割って話したことで二人ともすっきりとした笑みを浮かべている。
「あなた」
そこへ収穫を終えた安岐が娘と一緒に帰って来た。
「たくさん取れましたよ」
さつま芋を籠一杯に持ってくる二人、既に水洗いを終えているので土が取れ綺麗にされている。杏寿郎も再びキラキラと目を輝かせている。
「杏寿郎さん、どうぞお持ち帰りください」
「こんなに・・・いいのか!」
「はい、霧香から好物だとお聞きしましたので、ご家族と召し上がってくださいな」
安岐が微笑む。
「ありがたくいただこう!弟の千寿郎も父上も喜ぶだろう!」
喜ぶ顔を想像してか益々嬉しそうだ。
「本家には後で送らせるわ」
「ありがとう、母さん」
「いいのよ、霧香もお風呂に入ったらお帰りなさい。晴哉たちが待っているでしょう」
「はい」
霧香は汚れた作業着のまま風呂場に向かった。
「カアァ―――!」
「!」
そこへ要がやってきた。
〈要が来たということは任務か?〉
腕に要を留まらせ、内容を聞くとやはり任務の依頼だった。
「・・・・」
「どうかしたのか?」
「任務のようです」
「そうか、唐芋はこちらから煉獄家に送らせよう。
馬もそのまま使っていけ、返却は呪術家出身の隊員に任せればいい」
「かたじけない」
――――――――――――――――
その後、湯浴みを終えた霧香と帰路についた杏寿郎。
「任務に行かれるんですか?」
「うむ、このまま向かう。すまないが馬は借りていく」
「いいえ、気にしないでください。父も了承していると聞いていますから」
海野家が見えてきた、門の前で一度馬を止める両者。
「今日は楽しかった、ありがとう」
「いいえ、こちらこそ」
「うむ、ではな」
馬を歩かせる杏寿郎。
「煉獄さん!」
「つっ!」
呼び止められて手綱を引いて振り向く。
「気を付けて!お帰りをお待ちしてます!」
「!」
『己が生き抜くのもまた強さだ』
「ああ、帰って来るとも!」
そして君に伝えよう、俺の妻になってくれと――・・・
続く
管理人のコソコソぼやき――・・・
いやー・・・一気に詰めちゃった、距離・・・
でも、煉獄さんって好きな異性との距離が詰められるなら一気に縮めちゃうタイプだと思います。
だって炎柱になってからそんなに年数経ってないと思うし、そんな中柱全員の高感度95%だし・・・。
それも煉獄さんが天然キャラだからだと思う、そして一途だからだと思う!ホントに一途だからね、煉獄さん!
さて、無限列車・・・どんな風に生き延びてもらおうかな~(笑)
原作見ながら考え中です、そして海野家の家族の出番がどーんどん増える!
今回は煉獄ヒロインの両親、そして父と話す煉獄さん、そして泣く。
煉獄さん、そう簡単に泣かないとは思うんですが・・・だって頑張ってる煉獄さんを褒めてあげたかったんですもん!!
お父さんに限らず、家族全員これからもサラッと出番増えますのでお楽しみに~!!(笑)
以上、管理人のコソコソぼやきでした!