第18話 機能回復訓練
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「では『今は蝶屋敷の帰り故、遠方におります。
ですが、未の刻には戻れると思いますので、その刻限にお越しください』とお伝えください」
「カアァ―――!承知ィ!」
そう言って要は帰って行った。
「煉獄さん、何で海野家に感心持つんだろう?」
『フウ・・・』と息を吐いて宿に戻って行った
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「海野霧香・・・」
月彦は自身の屋敷に戻った後、書斎の椅子に腰かけていた。
「波流門海野家、生命を育む『水』の呪術師の者・・・」
月彦の脳裏に遥か昔の戦国の時代の記憶が蘇る。
自身を絶命にまで追いつめた、かの『日の呼吸』を使う剣士・継国縁壱とともに『鬼殺隊』を作り上げ、支えた五つの呪術師の家系。
五大呪術家――、自身も戦ったことがある一門。
波流門海野家・・・呪符を用い、変幻自在の術を繰り出し、鬼を倒す。
おそらく今日出逢った少女はその子孫だろう、そして響凱を呪いから解き放ったのも・・・。
先日、自身の直属の配下『十二鬼月』だった響凱の呪いの鎖が解かれた。
己の細胞に施された呪いを断ち切る術を持つ者などいるわけがない。
意識をもっと深く潜り込ませてみれば・・・視えたのは『水』だった。
全て洗い流すような澄んだ水・・・それが己と響凱を結んでいた呪いの鎖を砕き去った。
「観世水・・・穢れを流れ落とす清き水」
彼女の体には、あの時の術師と同じ匂いと気配を感じた。
「忌々しい」
昔の味わった苦々しい思いとともに怒りが沸々と出てくる。
「この鬼舞辻無惨(私)にとって目障りなことこの上ない」
ガシャンッ!
飲んでいた洋酒のグラスを握り潰した月彦こと鬼舞辻無惨。
ガラスによって傷つき、血の滴り落ちる掌を構わずに強く握ったのだった。
続く