第16話 裁判
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「炭治郎くん、君は怪我をしてるんだから大人しくしてなくちゃダメよ~?」
「放してくださいッ、琴乃さん!俺はあの人に!!」
「さっきお館様に注意されたばかりでしょ?これ以上大事にしないの~」
懐から草履を取り出して履き替え、庭に降りる三人。
「では、お館様・・・私たちはこれにて」
「柱の皆様も失礼いたします」
霧香と炭治郎を抱えた琴乃が歩き出したのを見届けてアカリもお辞儀をしてその場を去った。
「炭治郎・・・珠世さんによろしく」
最後に言われた輝哉の言葉に反応しそうになった炭治郎だがアカリが素早く口に札を貼られたので喋れなくなった。
――――――――――――――
その夜、柱合会議も終盤を迎えていた。
「皆の報告にあるように鬼の被害は今まで以上に増えている、人々の生活が脅かされつつあるということだね。
鬼殺隊隊員も増やさなければならない・・・皆の意見はどうかな?」
「今回の那田蜘蛛山のことではっきりした、隊士の質が信じられないほどに落ちている・・・殆ど使えん、育手の目が節穴だ。
使える奴か使えない奴かはわかりそうなものだろう」
輝哉の問いに先に答えたのは不死川だ。
「昼間のガキはなかなか使えそうだったな、不死川に派手な一撃を喰らわせていたし、あの霧香とかいう女も不死川にド派手な一発をお見舞いしていたからな」
「・・・・・」
「人が増えれば制御統一は難しくなっていくものです、今は時代も様変わりしていますし」
「愛する者を惨殺され入隊した者、代々鬼狩りをして優れた血統の者・・・以外にその者達と並ぶ、あるいはそれ以上の覚悟と気迫を持って結果を出すこと求めることは残酷だ」
「それにしても、あの少年と少女は入隊後まもなく十二鬼月に遭遇しているとは引く力が強いように感じる!なかなか相まみえる機会がない我らから見ても羨ましいことだ!」
「そうだね・・・でも、ここまで下弦の伍が大きく動いたということは、無惨は那田蜘蛛山の近辺にはいないのだろう。
浅草もそうだが、隠したいものがあると無惨は騒ぎを起こして巧妙に私たちの目を逸らすから・・・何とももどかしいね。
でも、鬼どもは今ものうのうと人を喰い、生き永らえ、能力をつけている。
死んでいった者達のためにも我々がするべきことは一つ・・・今、ここにいる柱は戦国の世、始まりの呼吸の剣士以来の精鋭たちが揃っていると私は思っているよ。
宇随天元、煉獄杏寿郎、胡蝶しのぶ、甘露寺蜜璃、時透無一郎、悲鳴嶼行冥、不死川実弥、伊黒小芭内、富岡義勇―――・・・・・私の子供たち、皆の活躍を期待している」
鬼舞辻無惨、お前は必ず私たちが倒す。