第13話 家族
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「す、すげぇ・・・・」
『力比べでは負けない』と言っていたが実際に見てしまうと驚く伊之助。
自分よりも大きい相手をニコニコしながら放り投げたのだ、しかも太い木を一緒にぶち抜き倒してしまうほどの威力。
いくら自分でもこんな力は出せない。
「ぐ・・・ぐぬっ・・」
多少ダメージは負ったものの男鬼は起き上がってくる。
「グオオオオオオッ!!」
「水の呼吸・弐の型・改!『横水車(よこみずぐるま)』!!」
またこちらに向かってくる鬼に対して炭治郎が木に切りつけた。
木は幹から切られ、男鬼の上に倒れる。
〈あいつ、木を切ったのか!?やるな、クソ――ッ!〉
「よし、これなら斬れる!」
炭治郎が男鬼が木に押しつぶされて身動きが取りづらくなっているところ狙って型を取る。
「ガアアア!!」
「!」
「危ね・・・」
男鬼が木を掴み持ち上げたのを見て伊之助は動こうとするが体が痛みだす。
「ぐっ!」
「伊之助くん!」
「マズイ・・・出血でふらつく」
やっぱり首なし人形にやられたダメージが効いているようだ。
だが、そんなことになっている間も戦闘は続く。
メキメキッ――
「!」
炭治郎が攻撃を仕掛けようとした時、男鬼が木を掴んで炭治郎に向けて振り上げて来た。
「うわああ―――っ!!」
「健太郎―――!!」
炭治郎は力では敵わずに飛ばされてしまう。
「伊之助、死ぬな!そいつはおそらく十二鬼月だ!琴乃さんと力を合わせて生き延びろ!
いいか!俺が戻るまで、死ぬな――――っ!!」
炭治郎は飛ばされゆく中で、そう言い残し、消えた。