第11話 命より大事なもの
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「うわっうわっ!出て来ようとしてる!!出て来ようとしてる!!」
「落ち着け、善逸。大丈夫だから」
「何が大丈夫なの!?ねえ!?ねえ!?」
「とにかく大丈夫だから、夜中だし静かにしろ・・・!」
ギイイ――・・・
「キャ―――――――ッ!!鍵かかってないんかい!!」
善逸はパニックになり、部屋中を走り回る。
「ままままま守って!!誰か俺を守って!!伊之助でも良いから!!」
「うるせぇ!こっち来んな!」
「ギャウッ!」
一撃で吹っ飛んだ善逸、その間にも箱の中にいた鬼はひょっこり姿を現した。
「・・・・・」
「あれ?禰豆子ちゃん?」
「!」
箱から出て元の大きさになった禰豆子は霧香に気が付いた。
「禰豆子、覚えてるだろ?兄ちゃんが最終選別の時にお世話になった霧香さんだよ」
「♪~~!」
『とととと―――・・・』と小走りでやってきた禰豆子。
「箱の中にいたのは禰豆子ちゃんだったんだ、久しぶりだね、狭霧山以来だけど元気だった?」
「むぅ!」
ニッコリ笑う禰豆子、そのままギュウッと霧香に抱き着いた。
「炭治郎・・・」
「?」
振り向くと『ユラリ・・・』と立ち上がった善逸がいる。
「お前・・・・いい御身分だな・・・」
「え?」
顔を上げた善逸の顔は凄い形相だ、目も血走っている。
「善逸・・・?」
「こんな可愛い女の子を連れていたのか・・・こんな可愛い子を連れて毎日毎日・・・うきうき旅してたんだな」
「えーっと・・・・善逸くん?」
「しかも、こんな綺麗な姉弟子までいるときたもんだ・・・」
善逸の周囲に雷が奔る。
「俺の流した血を返せよ!!」
善逸の声にビックリする一同(伊之助を除く)
「俺はな!!お前が毎日アハハのウフフで女の子とイチャつくために頑張ったわけじゃないっ!!
そんなことのために俺は変な猪に殴られ、蹴られたのか!?」
善逸は刀を取る。
「鬼殺隊はなぁ!お遊び気分で入る所じゃねぇ!!お前のような奴は粛清だよ、即粛清!!
「鬼殺隊を!!!舐めるんじゃねぇぇぇぇ!!うらめしやー!!」
炭治郎の命よりも『大事なもの』は善逸の理性を奪うには十分なものだった。
続く