第82話 柱稽古・その5 不死川実弥
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「後悔すんじゃねーぞ!」
また胸倉を掴む実弥だが――・・・・。
「!?」
グルンッ――・・・バタンッ!
「・・・・・」
隊士一同、実弥自身も何が起きたのかわからなかった。
「まず一本」
クスクスッと笑う霧香。
「つっ!てめぇ!!」
手首を掴むが――・・・。
グルン、グルン――・・・ドサッ!
「つっ・・・!」
また投げられた。
「ふふふ・・・」
二回も簡単に投げられた実弥を見て笑う霧香。
〈こいつっ・・・何故こんなに簡単に俺を投げやがるんだ!?〉
受け身を受けつつもまだ頭がついていかない実弥。
体格や身長の差で霧香が自分を投げるのは難しいだろう、だが彼女に現実に投げられている。
〈どうなってやがるっ!〉
また掴もうと腕を出す、すると手首を逆に掴まれた。その時だ、実弥は違和感を感じた。
「つっ!」
「・・・・」
ズン・・・
〈こいつ・・・ハナから力なんぞ出しちゃいねぇ!〉
そう、霧香がしていたのは単なる関節技、それに実弥が態勢を崩させる姿勢を取らせ、転ばせていただけのことだったのだ。
「てめぇ・・・ナメた真似しやがって」
「ナメた真似?御冗談を・・・これもれっきとした技です。ただ相手の力との相性もありますので――、でも不死川様のような『喧嘩っ早い方』には効果は抜群でしょうね」
ブチッ・・・
「本当に・・・本当に上等な女だな!てめぇはよォ!!」
返事の代わりににっこり笑う霧香。
その後もしばらく組手勝負は続き、両者気が済んだ後に改めて打ち込み稽古が始まった(この時点で実弥は完璧に霧香をメタメタにする気満々、仇が討ち終わったかのように爽やかな顔をしている霧香)。
そして三日間、みっちり稽古(実弥からの集中攻撃)を終えて最後の稽古場に行く霧香なのであった。
続く
~管理人によるコソコソぼやき~
皆様、ご無沙汰しております。管理人のあきらです。
今回、不死川実弥との稽古に出てきたことで解説しておこうと思います。
組手勝負の時にヒロインが使ったのは合気道の技です、よく護身術で紹介されているかと思います。
合気道の技は私も素人なので深くは知りません、ただ相手が攻撃してきた時(腕を掴まれる、手首を掴まれる、胸倉を掴まれる、押される、抱きつかれるなど)に体を捻って抜けだしたり、掴まれて腕を逆に掴んで関節を極めたり、相手の姿勢を崩させるように自分が動くなどして危機を脱すようなものと考えています。
ただ受け身を取れない相手ではなかなかに危険なものです、鬼殺隊の隊士たちは育手の元で訓練を受けているので『受け身を取れる人』前提という設定にしています。
私も最近、合気道の動画を見始めてある『先生』のチャンネルを見て、本編に加えてみました。皆さんも気になりましたら合気道のチャンネルを見てみてください。
以上、管理人によるコソコソぼやきでした。