第81話 柱稽古・その4 伊黒小芭内
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「千寿郎くん」
「何でしょう?」
「ここからさらに稽古は厳しくなる、心してかかりなさい」
「・・・・!」
「本来、柱の方たちは上弦の鬼と渡り合える技量を備えた者たちだから。
甘露寺様は優しい方だけど時透様や宇随様の時のことをよく思い出してごらん、気を抜いたら死んでしまう危機的状況に近かったはず」
「はい・・・」
「伊黒様も同じだよ、だから柱稽古に挑む時は相手を『柱』と思わず『上弦の鬼』だと思いなさい。でなければ――私たちは生き残ることはできない」
「!」
「いいね?」
「・・・・はいっ!」
「うん・・・それじゃあ、私は先に行くね」
次の稽古場に行く霧香の背中を見送っていた千寿郎。
「煉獄があいつを選んだ理由が少しわかる気がするな」
「え?」
小芭内は少し思い出していた、少し前の過去のことを・・・自分の人生を変えるきっかけを与えてくれた時の事を。
「さあ、次はお前の番だ。煉獄の弟だからといって俺は加減はしないぞ」
「はい、それは承知の上です!」
「いいだろう、道場に入れ」
その後、『柱と思わず上弦の鬼だと思え』と意味を実体験する千寿郎だった。
続く