第80話 柱稽古・その3 甘露寺蜜璃
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「ごめんください」
富岡義勇の説得に成功した霧香は第三の稽古場・甘露寺邸に来ていた。
「きゃああ~~っ!!いらっしゃい、霧香ちゃん!待ってたのよ~~!!」
大歓迎で迎えてくれた蜜璃、嬉しさのあまり抱きついてしまっている。
「琴乃ちゃんたちが『後から来ます』っていうから楽しみに待ってたのになかなか来ないんだもの!心配しちゃった!!」
「あははは、すみません・・・少し所要がありまして。
でも本日から稽古に復帰いたします、よろしくお願いいたします、甘露寺様」
「ええ!よろしくね~!」
手を引いて案内される。
「そういえば二人はどうしてますか?」
「あ、彼女たちなら先に伊黒さんのところに行ったわよ!アカリちゃんがちょっと体が固かったから苦労しちゃったけど、なんとか柔らか~くなって卒業していったわ~!」
〈そういえば甘露寺様の稽古って『体の柔軟』だっけ?〉
「じゃあまずは――・・・これに着替えてね!」
「・・・・・・・・へ?」
渡されたものを見てギョッとする霧香。
――――――――――――――
「さあ、お稽古の始まりよ~!」
「あの・・・甘露寺様」
「ん?」
「この服は・・・何でしょう・・・?」
「レオタードっていうのよ、体操のときに着るの~!」
「・・・・・/////」
もう霧香は恥ずかしくて仕方がない、こんなに体のラインがくっきり見えるものなど婚約者の杏寿郎の前でも着たことがない。
「よ~く似合うわよ!煉獄さんにも見せたいくらいだわ~!」
「そ、それはダメです!!間違っても呼ばないでください!!////」
「あら?そうなの?」
〈恥ずかしいのもそうだけどこんな男だらけの場所で杏寿郎さんを呼んだらある意味地獄絵図になってしまう!!〉
そう、ここにいる隊士は蜜璃と霧香以外は全員男だ。そんな中、杏寿郎が来てしまったら自分の婚約者のレオタード姿を見た隊士たちを打ちのめし兼ねない。
「霧香さん・・・」
「?」
スッと後ろから腕をつつかれたので振り向くとそこには千寿郎がいた(もちろんレオタード姿)。
「千寿郎くん!」
無一郎からは『あと一日、二日滞在してもらう』と聞かされていたが霧香が義勇に会いに行っていた間、合格が出て彼も甘露寺邸にやってきたようだ。
「・・・・・/////」
女性の自分でも恥ずかしいのだ、男児の千寿郎はもっと恥ずかしいだろう。しかし霧香は直感で思ってしまった。
「可愛い~~っ!!」
「ええぇ~~~~!?////」
「うふふふふ♡」
千寿郎には申し訳ないが赤面している表情に母性本能をくすぐられてしまった霧香はギュウッ!と千寿郎を抱き締めていた。