第69話 隠れた逸材
名前変換
この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
詳しくは設定、注意書きをお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「使え!」
「つっ!」
声の方を見る。
「・・・っ、と・・・」
無一郎だ、彼が炭治郎に刀を渡すために投げたのだ。
「炭治郎、それを使え!!」
負傷した体で叫ぶ無一郎、そんな彼の横には激怒した鋼鐵塚と彼を抑え込んでいる笙がいる。
「返せ!!」
「まあまあ、今は使わせてやれ」
「ふざけるな!殺すぞ使うな!!まだ第一段階までしか研げてないんだぞ!!返せ!!」
「その前に鬼が逃げちまうだろうが!!斬れる段階に至ってるなら今少しだけ使わせてやれ!!」
「ならお前が行け!!」
「俺は霧香に用があんだよ!」
〈笙さんっ・・・鉄穴森さん、小鉄くんも!〉
無事の面々に泣きそうになる炭治郎。
「夜明けが近い!!逃げられるぞ!!」
「つっ!」
その言葉に炭治郎は目の前の刀の柄を握る。
〈時透くんっ――、ありがとう!!〉
呼吸を集中させて地面を蹴る。
「カッ!?」
「ヒノカミ神楽!!」
―― 円舞一閃 ――
炭治郎の刀が鬼の頸を綺麗に刎ねた。
続く