第6話 鋼の剣士
名前変換
この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
詳しくは設定、注意書きをお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「さて・・・これで邪魔されずにお前を喰うことができる」
霧香たちとはぐれ、割目鬼によって部屋に押し込まれた琴乃は一対一の勝負に持ち込まれていた。
「こちらも被害を最小限にしてあなたを討つことができる、感謝するわ」
「『討つ』?血鬼術を使う俺をか?」
ギョロギョロと目玉を動かす。
「ギャハハハッ!!やはり『癸』は馬鹿だ!異能の鬼と己との力の比較もできん!!」
「力の比較・・・試してみましょうか?」
「面白い!人間の女如きが―――、やれるものならやってみろォォ!!」
また突っ込んでくる割目鬼、琴乃は棍棒をブチ当てようと突き出す。
「!?」
しかし突きは空ぶった。
「ハハハッ!さっきの突きでお前の武器の間合いがどの程度なのか読めたぜ!」
真正面にいた割目鬼が後ろから来る。
「終わりだ!!」
鬼の爪が琴乃を背中から引き裂こうとした・・・。
「鋼の呼吸・捌の型――・・・」
棍棒が琥珀色に染まる・・・。
「『ソハヤの矢車(そはやのやぐるま)』!!」
「!」
棍棒をしなやかに回転させて割目鬼の腕を打ち潰す。
〈な、何という反応っ!〉
死角をついたかと思えば、あっさりと片腕を失くした割目鬼。
「あなたの血鬼術というのはその大きい目で相手の間合いを読み込み、動きを先読みすること・・・速さではアカリに勝てないから私にしたのね。
でも・・・それはそれで計算違いだわ」
ゆっくり近づくと割目鬼を思いきり蹴とばした。
「ゴガッ!!」
屋敷の壁にめり込んだ割目鬼、琴乃の蹴りは体重の軽い女性のものにしてはとても重たかったのだ。
「私は権現門黒鉄家の長女、普通の大人よりちょーっと力が強いの」
ニッコリと笑う。