第61話 五体目
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「!?」
いた、二人の言っていた五体目の鬼だ。
しかしその姿は低いというよりは小さい、豆粒ほどの大きさだ。
〈ちっさ!!!〉
玄弥も思わず心の中でそう叫んでしまった。
「ヒィイイイ!!」
「!」
ドンドン!!
逃げようとするので間髪入れずに銃弾を発射する、しかし的が小さいため当たらない。
だがこんなに小さい鬼が大元とは信じられない、あの喜怒哀楽が強い故、余計に信じられなかった。
それでもコイツの頸を斬れば勝てる、玄弥は日輪刀で五体目の頸を薙ぎ払おうとした。
「ギャッ」
〈よし、いける!!〉
頸はもらったと思った玄弥、だが次に信じられないことが起きた。
パキィンッ――!!
「!?」
折れた、玄弥の日輪刀が折れてしまったのだ。
俄かには信じがたい、こんなに・・指一本分の太さしかない頸なのに。
ドンドンッ!!
次に銃弾で跳ね飛ばそうとする。
「ヒイイ!!」
しかし銃弾も効果がない、それほどまでにこの鬼の頸は『固い』のだ。
大勢の人間を長い年月をかけて食ってきた、そして十二鬼月の上弦に名を連ねる鬼。上に行けば行くほどその強さは大きい、つまり頸の固さも強度になっていく。
「玄弥っ!!後ろ!!」
「!」
背後に気配を感じた、鬼に追いつかれた。
自分がもたついたせいで鬼の頸を取り逃し、自分は殺されてしまう。
その時、玄弥の頭に過ったのは―――実兄の実弥のことだった。
続く