第52話 数百年前の剣士
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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その時だ。
パガッ!
「!」
炭治郎の一撃が縁壱零式の足に入った。
「あがっ!?」
しかし本人は疲労困憊のため受け身を取れずに地面に沈んでいる。
「ぐは・・・」
「炭治郎さんっ!やりましたよ、一撃入りました!ショボすぎて人形びくともしてないですけど!!」
小鉄が炭治郎に駆け寄る。
「食べ物あげましょう!!」
「おにぎりと梅干し!!お茶は高級玉露で!!!」
ゼイゼイと息をつきながらクワッと小鉄に叫ぶ炭治郎。
「わかりました!待っててくださいね!」
小鉄が里まで駆けて行った。
「炭治郎」
「ゼイゼイ・・・霧香さん・・・」
後からゆっくり出てきた霧香は地面に仰向けに倒れている炭治郎を覗き込む。
「やりましたよっ・・・!俺っ、あの人形にっ・・・・!」
「うん、見てた」
ニコッと笑う。
「何か掴めた?」
「・・・はい」
炭治郎は鬼を対峙した際に匂いでどこを斬ればいいのかがわかる、しかし今回の匂いはそれとは違う。
匂いで相手が次にどこを狙って来るのかがわかるようになった、そしてこれは斬る段階の『隙の糸』よりも早く薫る。
まだ体が未熟で反射や反応が柱よりも遅い炭治郎にとって強力な武器になる。
〈どんどん強くなっていくね、炭治郎――・・・君もなれるよ、あの人のようにね〉
『彼は強くなる、これからもっと強く!』
霧香は別地で任務に当たっている愛しい人の顔を思い出した、彼の言う通り、炭治郎は強くなるだろう。いつか自分を越えて、あなたと肩を並べられるくらいに・・・。
続く