第49話 恋柱様からの衝撃告白
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「あら~、もう行かなきゃいけないみたい」
「気になさらず!お見送りします!」
残念そうな蜜璃に炭治郎が告げる。
「いいのよ、多分、深夜にここを発つことになると思うから・・・そんなに遅くまで起きていてもらうのは悪いもの」
「いや、でも・・・」
今度は炭治郎が残念そうだ。
「炭治郎くん」
そんな炭治郎に蜜璃は優しく声をかけた。
「今度また生きて会えるかわからないけど、頑張りましょうね」
「!」
その言葉を告げた蜜璃は『柱』の顔をしていた、自分たちは人ならざる者と闘っているのだ。次に生きて会える保証はないのだから・・・。
「霧香ちゃん、あなたもね。
宇随さんや煉獄さんから聞いたわ、上弦の鬼と闘って勝って生き残った。これは凄い経験よ。
実際に体感して、得た物はこれ以上ないほどの価値がある。
五年分、十年分の修業に匹敵するわ、今のあなたたちは前よりももっとずっと強くなっている!自信を持って!」
禰豆子を含めて三人の頭を撫でた蜜璃は『甘露寺蜜璃は竈門兄妹を応援してるよ~』とにこやかに言った。
「ありがとうございます・・・・でも、俺はまだまだです!今回だって宇随さんと霧香さんに『勝たせてもらった』んです」
炭治郎はクルッと霧香を見るとキリッとした目つきで言った。
「まずは『霧香さんが頼ってくれるくらい強い男』になります!そして次は『煉獄さんみたいに大切な人を守れるくらいに強い男』になります!そして鬼舞辻無惨に勝ちます!」
それは一種の目標の表明だった、無限列車の時に『二人のようになれるか』と情けない言葉を口にした自分に対して那津蒔が『起きた二人に己で聞け』と言った。
でも聞くだけで満足してはいけない、自分でも感じ取らなければならないと炭治郎は思った。
「つっ!///」
炭治郎の言葉になにやらときめいている蜜璃。
「ねえ・・・炭治郎くんたちはここに長く滞在する許可は出てるのよね?」
「あっ、ハイ・・・一応は」
「そう、じゃあとっておきの情報を教えてあげるわ!」
蜜璃は炭治郎に耳打ちすると霧香と禰豆子に手を振り、隠の者と一緒にその場を去って行った。
「ムゥ・・・」
「明るくて楽しい人だったね、禰豆子ちゃん」
「ムン!」
寂しそうに手を振っている禰豆子の頭を優しく撫でる霧香、禰豆子は余程彼女が気に入ったようだ。
「炭治郎?」
それに引き換え、炭治郎は石のように動かない。
どうしたのかと思った瞬間・・・・。
ブ――――ッ!!
「!」
「た、炭治郎っ!?」
炭治郎の鼻から血が噴出した(おにぎりは炭治郎が頭上に避難させたことで無事だった)
やはり炭治郎も男児だったようである。