第49話 恋柱様からの衝撃告白
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「凄いですね!」
「そうかな?今日はそんなに食べてないんだけど///」
「「・・・・」」
そんな蜜璃の前には『何人前食べたんだ?』と思うくらいの器が積み重なっている。
里の給仕の者が急いで片付けているが追いついていない。
食いしん坊というよりは大食いだったようである。
しかし彼女の体格はその食欲旺盛とは真逆にスラリとしている、同じ女性として羨ましいと思ってしまう霧香とアカリ。
「仕方ないですよ、ここのご飯美味しいですもん」
「「・・・・・」」
もう一人、平然と数人前の量を食べている人物・琴乃にドン引きしている霧香とアカリ。
「そうよね~!だから私もついつい食べ過ぎちゃうの!」
「俺もいっぱい食べてお二人みたいに強くなります!」
そうじゃないだろ、炭治郎・・・(二人)
この食欲の量を見ても『凄い』の一言で終わらせられる方がある意味凄い。
「あっ、そうだ!甘露寺さんが温泉で会ったのは『不死川玄弥』という俺や霧香さんの同期でしたよ」
「えっ!!そうだったの~~~・・・、でも不死川さん、弟はいないって言ってたのに・・・仲悪いのかしら?切ないわね」
「そうなんですか・・・どうしてだろう?」
「あなたたちは何か話した?」
「それが・・・何て言ったと思います?」
箸を置いて食い気味になる琴乃。
「『死ね!』って言われたんですよ!」
「あらあらっ!ひっどい!」
「ですよね!だから私、思いきり温泉の中に沈めちゃいました!」
「え・・・?沈めたの?」
「あ、ちょっとしたお仕置きのつもりで!でも怪我はさせてませんよ!」
「なら良し!」
何が『良し』なの!?(二人)
「私の家は五人姉弟でとっても仲良しなの、だから『不死川兄弟怖っ!』って思ったわ~~~。
炭治郎くんは禰豆子ちゃんがいたわよね、あなたたちは何人兄弟なの?」
蜜璃が禰豆子をくすぐりながら華陽隊の三人に聞いてくる。
「私は兄がいます、鍛冶師をしていて、私の日輪刀も兄が鍛造してくれたんですよ!」
「まあ!羨ましいわ~!アカリちゃんは?」
「四人兄妹の末っ子です・・・」
「末っ子!やっぱりそうなのね~!」
予想通りときゃあきゃあとはしゃぐ蜜璃。
「『下の兄弟だろうな~』とは思ってたの!末っ子って聞いて納得したわ~!霧香ちゃんは?」
「私も四兄妹の末っ子です」
「末っ子なの!?意外だわ~!すごく落ち着いてるのに!」
「多分、師匠の影響かと・・・」
「鱗滝さんね、元水柱の!そっか~!あなた、鱗滝さんのお弟子さんなのね!」
「はい、十の頃から弟子入りしたので兄や姉とは離れて暮らしてました。でも手紙のやり取りはしていましたので、お陰様で兄弟仲は良好です」
「兄弟、仲が良いのが一番だもの!よかったわ!」
世間には仲の良いとは言えない兄弟姉妹がいることも事実なのだが禰豆子とじゃれている蜜璃の笑顔を見ているとそれが当たり前のように感じてしまう。
「それにしても玄弥、来ないな・・・本人と少しでも話せればいいと思ったのに」
炭治郎がしょんぼりしている。
「さっき琴乃にやられたことでイジけてるんじゃないの?」
「そうかしら?先に失礼して来たのはあの子よ、少し反省してほしいくらいだわ」
アカリの言葉もヒラリと交わして食事を続ける琴乃。
「でも心配だわ・・・、あの子、本当に何も食べないらしいの。何か持って来ているのかしら?」
「え?この里に来てから里の方が作ってくれたご飯も食べないんですか?」
「そうらしいわ」
「信じられないわ・・・こんなに美味しいご飯を食べないだなんてっ!」
ワナワナと震えている琴乃。
気にするのはソコなのか!?
「俺・・・後で握り飯でも持って行ってみます!」
「そうね!そうしましょう!」
「霧香さんも一緒に行きましょう!」
キラキラとした目で見てくる炭治郎。