第48話 再会と驚愕
名前変換
この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
詳しくは設定、注意書きをお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「恋柱様って」
「結構」
「食いしん坊」
「だね」
上から琴乃、アカリ、炭治郎、霧香である。みんなお互いの言葉にうんうんと頷いている。
―――――――――――――――
気を取り直して温泉にやってきた四人。
「わー!広い!!」
「これならゆっくり浸れそうだね」
「はい!あいたっ!?」
四人で楽しそうにしていると炭治郎の額に何かが当たった。
「何だ?」
炭治郎が当たったであろう物を拾いあげると・・・前歯だった。
「え?」
「歯?」
歯の落とし物なんてどうすればいいのか・・・。
その時、温泉から微かに水音がする。
目を凝らして見ると傷だらけだがとても体格が良く、頭の側面が刈られた少年の後ろ姿が見えた。
「あ・・・」
「アイツ、確か・・・不死川玄弥」
「ええ、最終選別の時にいたわね。体つきは変わっているけど」
三人の会話で炭治郎も思い出した、確かに最終選別を一緒に通過した鬼狩りの一人だ。
「玄弥く~ん!」
「・・・・」
琴乃の言葉に振り向いた玄弥。
「死ね!」
「!?」
「「「・・・・・」」」
ボコオォォン!!
「つっ!」
「えっ!ちょっと琴乃さん!?」
次の瞬間、玄弥は温泉の中に沈められた。
「つっ!?ゴボゴボッ!」
「随分なご挨拶じゃな~い?久々に会った同期に対して~?もっと!他に!言葉が!あるんじゃないかしら~?
例えば『久しぶり』とか『元気だったか?』とか、ね~?玄弥く~ん?」
ニッコリ笑いながら玄弥を沈めている琴乃、しかし目は全く笑っていない。
「ブハッ!」
後頭部を掴まれて水面上に顔を出すことが出来た玄弥。
「ゲホゲホッ・・・イデデデッ!」
琴乃の握力にギリギリッと頭蓋骨が悲鳴をあげる。
「琴乃さん!それくらいにしてください!」
いつの間に入ったのか炭治郎が琴乃の腕を掴んでいる。しかもちゃんと服を脱いで・・・。
「・・・・」
やれやれと言ったようにパッと玄弥を離す琴乃。
また水飛沫をあげて温泉の中に倒れる玄弥。
「玄弥っ!」
炭治郎は玄弥を支える。
「大丈夫?!怪我してない?!風柱と名字一緒何だね!!」
「話しかけんじゃねぇ!!」
「ブフッ!!」
助け起こしたと思えば玄弥に沈められる炭治郎、玄弥はすぐに温泉から出て行ってしまった。
「アンタ、何してんのよ?」
「え~?だって酷くない?同期に向かっていきなり『死ね』とかさ~!」
「だからって服のまんま温泉に入るヤツがどこにいるのよ!?」
アカリが頭を抱えている。
「裸の付き合いで仲良くなれると思ったんだけど・・・人間関係って難しいですね、霧香さん」
「・・・・・・・」
困り顔をしている炭治郎に苦笑をする霧香だった。
続く