間章 ある日の愼寿郎さんと杏寿郎くん
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「自分がしたことは悪いことだし、一生背負い続けることだけど・・・霧香さんや衣久様、海野家の方たちがいれば私は頑張っていける!
お父さんやお母さんの分まで生きて行こうって思えるようになったの!」
「・・・・・」
強いのはももも一緒だ、事の大小はあるにしろ、気持ちを入れ換えて人生を歩もうとしている。
千寿郎は今までの自分が少し情けなく思えた、そして自分もこれから変わっていくのに勇気を貰えたような気がする。
「ももが今、幸せならいいんじゃないかな?」
「え?」
「確かに悪い事をしたと思う、でもちゃんとやり直せている君は凄いって僕は思うよ」
おにぎりを皿に置く千寿郎。
「僕も幼い頃に病で母を亡くして、最近まで父との間に深い溝ができていたんだ・・・小心者の僕は父に言い返すことはできなかった。
でも霧香さんや海野家の人たちのおかげで修復できた、そしてこうして自分を見つめ直すこともできたんだ」
千寿郎は空を見上げた。
「僕も頑張るよ!諦めかけた夢をもう一度現実で叶えるために!」
「夢?」
「強くなって弱い人々を守る事、いろいろ道はあるけど・・・僕は剣士になって悪鬼の被害に遭っている人々を助ける事なんだ。
ももみたいな人を一人でも多く救いたいんだ」
「・・・・・」
ももは千寿郎の情熱的な瞳に魅入った、それは杏寿郎のように心に炎を滾らせ、目にそれが現れている。
「うん、頑張って!千寿郎くんならきっとなれるよ!」
「ありがとう・・・////」
「でも、無理はしないでね。『千里の道も一歩から』っていうし」
「・・・・・////(汗)」
〈あらあら・・・(笑)〉
〈おやおや(笑)〉
ももの戻りが遅いので様子を見に来た椛と途中でばったりあった瀬津寿。
仲の良い二人を影ながら見ていて心が和むのだった。
※一応、特訓は瀬津寿監修の元で行われている。
続く