間章 父娘
名前変換
この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
詳しくは設定、注意書きをお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「うるさいぞ!お前たち!!」
そこへ『スパアァァ――ン!』と障子を開けて愼寿郎が入ってきた。
「「父上!」」
「つっ!?」
ご機嫌な兄弟の笑顔が眩しい。
「見てください!海野家から返事が来たんです!!霧香さんが兄上の妻になってくれるんです!」
ズズイッと千寿郎が手紙を見せてきた。
「そのことか・・・俺の方にも瀬津寿殿から手紙が来た」
『霧香の嫁入りの了承』のことは既に知っている愼寿郎、息子たちがこれだけ騒ぐには十分だろうと理解した。
「父上、近いうちに霧香を我が家に招待しても良いでしょうか?
霧香に父上のことも紹介したいのです」
「ん?うむ・・・」
瀬津寿に礼はしたが霧香にはまだ会えていなかった愼寿郎。
「ふーん・・・ならば五日後ではどうだ?」
「五日後ならば俺は問題ありません!」
「僕もです!腕によりをかけてお料理を作ります!!」
杏寿郎も千寿郎も目をキラキラさせている。
「では、海野家にはそのように返事をしておく」
「兄上、お料理は何が良いでしょうか?霧香さんは何がお好きでしょうか?」
「む!うーむ・・・そういえば好物を聞いたことがなかったな。
煉獄杏寿郎・・・好いた女子の好物も聞き出さなかったとは不甲斐なし!!
今すぐ海野家に赴いて霧香に聞いてこなければ!!」
「待て待て待て」
暴走している杏寿郎を止める愼寿郎。
「もてなしの料理なら、とりあえず五色飯や瓜の炒め物でいいだろう。その時に好物を聞けばいい、早まったことをするんじゃない」
「あ、そうですね!これから霧香さんを知る機会は増えるんですよね!
兄上!僕、一生懸命作ります!食後の甘味もたくさん作ります!!」
「うむ!頼むぞ、千寿郎!」
「ほどほどにするんだぞ・・・」
「はい!」
この日の煉獄家は夜になっても賑やかな(主に息子たちの)声がしていたそうだ。
続く