間章 希望と意志
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この小説の夢小説設定鬼滅の刃のIFストーリー(もちろん二次創作)
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「わかりました・・・ありがとうございます」
「うむ、俺の気持ちが伝わったようで何よりだ」
「ええ、伝わりました・・・杏寿郎様が愼寿郎様譲りで『本命の女性に対しては激甘で惚気る』ということが!!」
「むむっ!?」
困惑している杏寿郎の横をプンプンとしながら通り過ぎるアカリ。
「ホント・・・嫌になるくらいそっくりじゃない!愼寿郎様もあんな風に瑠火様のことを語っていたわ・・・」
杏寿郎の母・瑠火がまだ存命だった時、父の火津地と一緒に酒を飲んでいた愼寿郎が妻談義に花を咲かせていたことを思い出す。
今の杏寿郎のように愛おしそうな眼差しで番いのことを話していた。
「あ~あ、私の初恋は・・・実らなかったか」
もしかしたら自分は『杏寿郎に追いつきたい』と少し背伸びをしていたのかもしれない。
無一郎の時に沸き上がった感情も杏寿郎と話した今では少し引いていた。
でも霧香と話すことが残っている、でもそれは後日に取っておこう。
自分にもまだ冷却期間が必要だ、それに自分はまだ十五歳・・・・素敵な人に出逢う可能性はある。
「杏寿郎様、私・・・きっと見つけます。杏寿郎様みたいに真っ直ぐだけど私が背伸びしない相手を・・・・」
アカリは妙にすっきりとした気分で帰り道を歩いていた。
続く