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名前
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ピロリン
「ん?」
LINEの通知音が鳴り、携帯を手にする。そこに写る文字を見た名字は恐怖の意味でドキッとする。
“ジャーファル”
私はジャーファルさんに怒られて以来、ジャーファルさんが怖くなってしまったのだ。
悪い人じゃないのは分かるんだけど…、と思いながら名字は追加してトークを開いた。
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ジャーファル
改めまして、ジャーファルです。
これからよろしくお願いします -
名前
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うわぁ緊張する…と、とにかく怒られないよう言葉には気をつけなくちゃ…。
それにしても何だろう、このアイコン……ジャーファルさんが好んで使いそうな感じじゃないけど。いや、何気ない日常を入れたかっただけかも。
アイコンに触れてみたい気もするが今はまだ無理だ。いつか……もし、いつか仲良くなるみたいなことがあればその時にでも聞こう。とりあえず今はスルーだ。
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名前
名字です。宜しくお願いします。
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ジャーファル
そんなに固くならなくてもいいですよ、楽にしてくださいね!
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名前
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うわぁぁ、アイコンと文字が合わねぇーー!!やっぱりアイコン変えるべきだってこれ!!
とは思うものの直接言えないのでこれもまたいつか。
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名前
お気遣いありがとうございます。
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ジャーファル
ところで、今更ですが…
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ジャーファル
生徒会、入って良かったんですか?
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ジャーファル
シンのことだから無理矢理に入れてきたんでしょうけど、もし嫌でしたら言って下さいね。届け出は探しますので
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名前
ありがとうございます。
でも大丈夫です。入ったからにはやりきるので。 -
ジャーファル
そうですか、なら私も出来る限りのサポートはしますので頑張りましょうね!
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名前
はい、よろしくお願いします。
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ジャーファル
生徒会のグループがあるのでそちらに招待しますね
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名前
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へぇ、やっぱりそういうグループあるんだ。
ピロリン
あ、これか。
………“魔宮学園上級科生徒会”…って、グループ名そのまんまだな。
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名前
ありがとうございます!
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ジャーファル
どういたしまして^-^
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名前
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よ、よし、とりあえず終わった。終わったよ!
あー良かったぁ~。そしてジャーファルさん、さりげなく顔文字とか使うんだ……へぇー……。
まぁいいや。さて、次はグループLINEだね。
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