「きなこあさにけ龍びより」の子たち

宇理汀龗神
(うりみぎわおかみのかみ)
「またお団子食べたいなぁ・・・」
四足獣の民からなる、とある山合いの国で信仰されている、この地を護る龍の神様。
のんびりとした性格で、普段は国の面積の3分の1を占める、大きな湖の中で過ごしている。
見た目に反して、意外と甘えん坊かつイタズラ好きでて、お天気雨を降らせたり、空かお魚やカエルを降らせたりすることもある。
機嫌を損ねてしまうと結構大変で、ずっと大雨が降り続いたり、またはその逆で全く降らなかったりする。
(そういうときは大地湖の底でいじけている)
そして滅多に無いが、怒るととても怖い。
(川の水を飲み干したりする・・・)
年に二回、特大のお団子が乗った神輿が湖に投げ込まれるお祭りがあり、そのお団子をとても楽しみにしている。
なぜお団子なのかというと、大昔に四足獣の姿に化けて里にやってきたときに、その里で仲良くなった女の子(十五夜さくら)にもらったお団子をとても気に入ったからという甘酸っぱいエピソードから。
ちなみに四足獣の姿になったり、変身するのは満月の夜しか出来ない。
体の大きさは変幻自在・・・・・・らしいが、龍の姿で小さくなるのは不得意らしく、十五夜家や他の「見える」者たちから見ると、山をもひと呑みにしてしまえるその巨体はかなりの迫力がある。
昔はひとりぼっちだったが、今は山合いの国のケモノビトたち(大多数の者には見えない)からの信仰によって神気を得て、湖から流れる川に住む神使の龍たちや、神社の子たちと交流が出来る事を嬉しく感じている。
歌を歌うのも好きだけど、その歌声はお世辞にも上手とは言えない。
歌うと風が吹き荒び、嵐を呼んでしまう事もあるので、控え目に歌うように気を付けているらしい。
※宇理さま名前の豆知識
宇理さまが龍神として祀られるようになった際、湖のある地域一帯には「宇」(世界) の「理」(ことわり)の始まりの地であるという伝承があり、そこから宇理汀龗神という名前となった。
しかし、それとは別に、先述した女の子に付けてもらった名前もあるが、そちらは神社の名前の方に残されている。
※ちなみに湖の底は地上から見るよりも更に広がっているらしく、ヒトの家のように小部屋のような空洞がいくつもあるらしい。
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