【完結】【鬼滅の刃】霞屋敷のふろふき大根には柚子の皮が乗っている【時透無一郎】
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🐿
対してゆずはは無一郎の事を指摘され、またもや味覚に意識が向きにくくなってしまった。
この店のくりーむあんみつは、幾田を始めとした殆どの先輩隠が「とにかく絶品」と絶賛しているのだが、彼女の脳内は今や【時透無一郎】に関する事だけである。
蜜璃が桜餅を三十個全て食べ終わる頃、ゆずはもあんみつを食べ終えた。
『また…味がよくわからなかった…』
はあ……と深く長い息をはいたゆずはを見ながら、蜜璃はこんな事を思案している。
『あら? ため息?! これって絶対無一郎くんの事で頭がいっぱいなのよね!! どうしよう、興奮したらまた食べたくなって来ちゃったー!!』
「すみませーん! 桜餅三十個、追加でお願いします〜」
蜜璃の注文する軽やかな声は、ゆずはの耳には全く届かなかった。
★
その翌朝、霞屋敷にて。
時刻は午前六時を回った所だ。ゆずはは身支度を終えた後、朝餉の準備に取り掛かっている。
そこへギイ…と門扉が開かれる音が聞こえて来た。
『無一郎さんだ、行かなきゃ』
対してゆずはは無一郎の事を指摘され、またもや味覚に意識が向きにくくなってしまった。
この店のくりーむあんみつは、幾田を始めとした殆どの先輩隠が「とにかく絶品」と絶賛しているのだが、彼女の脳内は今や【時透無一郎】に関する事だけである。
蜜璃が桜餅を三十個全て食べ終わる頃、ゆずはもあんみつを食べ終えた。
『また…味がよくわからなかった…』
はあ……と深く長い息をはいたゆずはを見ながら、蜜璃はこんな事を思案している。
『あら? ため息?! これって絶対無一郎くんの事で頭がいっぱいなのよね!! どうしよう、興奮したらまた食べたくなって来ちゃったー!!』
「すみませーん! 桜餅三十個、追加でお願いします〜」
蜜璃の注文する軽やかな声は、ゆずはの耳には全く届かなかった。
★
その翌朝、霞屋敷にて。
時刻は午前六時を回った所だ。ゆずはは身支度を終えた後、朝餉の準備に取り掛かっている。
そこへギイ…と門扉が開かれる音が聞こえて来た。
『無一郎さんだ、行かなきゃ』