両親の愛情(仮)
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前世の記憶で知識も備わっているのもあるが、シリウスは前世から一度教えれば完璧なので結果的に勉強時間は減ってしまう。
勉強以外に学ばせることもまだあるが、両親はまだ幼いのもあってしっかりしているゆえに自由に過ごさせていた。
「シリウス。
好きに過ごして良いのよ。
本を読む以外でも」
「母様、読んでください。
僕…眠いの」
「お昼寝の時間ね。
ふふっ、いらっしゃい」
読めるのに甘えてくるシリウスが愛しくて可愛らしくて、たまらなかった。
「シリウス。
お昼寝の時間だろう?」
「父様、僕のお部屋で何してるの?」
「アロマを焚いていたんだ。
昨日はうなされてたようだし」
「いい香り」
「これでよく眠れるよ」
「ありがと、父様」
「私も眠るまで傍に居るよ」
「ほんと…?」
「あぁ、ゆっくり眠りなさい」
オリオンに優しく頭を撫でられ、額にキスされる。
「むぅ…」
着替えようとするが、眠たくてうまく脱げず。
「ふふっ、いらっしゃい。
そう怒らないの」
「出来ない!」
「はいはい。
着替えさせてあげるから」
いつもは出来るが、眠たすぎるとシリウスはうまく出来ずに怒りを露わにする。
苦笑いして両親が着替えさせてくれるのだった。
「う…?」
両親でも自分でもない魔力にシリウスが目を覚めた。
「うわ…っ」
「シリウス!
怪我はないか?」
「父様。
うん、大丈夫」
「体調に異変があれば、言うように」
「分かりました」
「君は?」
「私も大丈夫です。
これはレギュラス…?」
「分からない。
護りの魔法があるから大丈夫かと思うが、魔力暴走もある。
様子を見て来るから動かないように」
オリオンは幼いシリウスに保護魔法を掛けてから杖を手にして部屋から出て行く。
「…母様」
「よく眠っていたのにごめんなさいね」
「それは大丈夫だけど。
レギュラスの魔力?」
「だとは思いますが…」
(本家のブラックの子息のわりに魔力が弱い。
以前のレギュラスも強いとは言えなかったが。
私がブラック家の血が濃いゆえに魔力強いのもあるようだけど)
魔力覚醒しても苦労するかもしれないことを物語っている。
「父様!
髪が…っ」
「たいしたことはない。
少し切れただけだ」
「オリオン!」
「すまない、シリウス。
心配してくれたのに。
つい冷たい言い方に」
「…大丈夫です。
レグだったの?」
「あぁ、魔力覚醒して暴走していた。
とりあえずは落ち着いた」
「魔力覚醒したのなら。
よかったけれど」
「思っていた以上に魔力は弱かったな」
「父様、魔力の強さがあるのは良いことです。
強さがすべてじゃない」
「シリウス?」
「知識も経験も、魔力のコントロール。
強い魔力ゆえに体調不良になることはない」
「そうだな。
すまなかった」
幼い我が子の前で言う台詞ではなかったと反省し、シリウスの頭を優しく撫でた。
「…傍に居なくて良いんですか?」
「眠っているし、クリーチャーが傍にいるから大丈夫だ。
それよりもシリウスを怖がらせているのではないかと」
「僕なら大丈夫です」
反論する前よりも溺愛になっていて、やりすぎたかなとシリウスは少し後悔していた。
「シリウス。
お口を開けてごらん」
「んっ…甘い。
これ、なに?」
飴でもチョコレートでもなくて幼いシリウスは首を傾げる。
「キャラメルだよ」
「美味しい」
「食べたら歯磨きするのよ。
虫歯になったら、痛くなっちゃうからね」
「ふぁ〜い」
オリオンは実は甘党で以前のシリウスはそこまで食べなかったが、今は幼いのもあって甘いのが好きだ。
「母様は食べたことある?
美味しいよ」
「えぇ、ありますよ」
寄り掛かってひっついても口調が砕けても両親は溺愛ゆえに人前でしないならまだ幼いので許してくれる。
「シリウス…?
いつの間にピアノを」
(ヤバイ…見られるとは)
「習わせてないはずだが。
楽譜も読めるのか?」
「……っ…」
以前は習っていたから懐かしくて弾いてしまった。
「あぁ、叱らないよ」
「…本で見たの」
「それで弾けたのか。
君は本当に凄いな」
真実を話したところで信じてもらえないので誤魔化すしかない。
勉強以外に学ばせることもまだあるが、両親はまだ幼いのもあってしっかりしているゆえに自由に過ごさせていた。
「シリウス。
好きに過ごして良いのよ。
本を読む以外でも」
「母様、読んでください。
僕…眠いの」
「お昼寝の時間ね。
ふふっ、いらっしゃい」
読めるのに甘えてくるシリウスが愛しくて可愛らしくて、たまらなかった。
「シリウス。
お昼寝の時間だろう?」
「父様、僕のお部屋で何してるの?」
「アロマを焚いていたんだ。
昨日はうなされてたようだし」
「いい香り」
「これでよく眠れるよ」
「ありがと、父様」
「私も眠るまで傍に居るよ」
「ほんと…?」
「あぁ、ゆっくり眠りなさい」
オリオンに優しく頭を撫でられ、額にキスされる。
「むぅ…」
着替えようとするが、眠たくてうまく脱げず。
「ふふっ、いらっしゃい。
そう怒らないの」
「出来ない!」
「はいはい。
着替えさせてあげるから」
いつもは出来るが、眠たすぎるとシリウスはうまく出来ずに怒りを露わにする。
苦笑いして両親が着替えさせてくれるのだった。
「う…?」
両親でも自分でもない魔力にシリウスが目を覚めた。
「うわ…っ」
「シリウス!
怪我はないか?」
「父様。
うん、大丈夫」
「体調に異変があれば、言うように」
「分かりました」
「君は?」
「私も大丈夫です。
これはレギュラス…?」
「分からない。
護りの魔法があるから大丈夫かと思うが、魔力暴走もある。
様子を見て来るから動かないように」
オリオンは幼いシリウスに保護魔法を掛けてから杖を手にして部屋から出て行く。
「…母様」
「よく眠っていたのにごめんなさいね」
「それは大丈夫だけど。
レギュラスの魔力?」
「だとは思いますが…」
(本家のブラックの子息のわりに魔力が弱い。
以前のレギュラスも強いとは言えなかったが。
私がブラック家の血が濃いゆえに魔力強いのもあるようだけど)
魔力覚醒しても苦労するかもしれないことを物語っている。
「父様!
髪が…っ」
「たいしたことはない。
少し切れただけだ」
「オリオン!」
「すまない、シリウス。
心配してくれたのに。
つい冷たい言い方に」
「…大丈夫です。
レグだったの?」
「あぁ、魔力覚醒して暴走していた。
とりあえずは落ち着いた」
「魔力覚醒したのなら。
よかったけれど」
「思っていた以上に魔力は弱かったな」
「父様、魔力の強さがあるのは良いことです。
強さがすべてじゃない」
「シリウス?」
「知識も経験も、魔力のコントロール。
強い魔力ゆえに体調不良になることはない」
「そうだな。
すまなかった」
幼い我が子の前で言う台詞ではなかったと反省し、シリウスの頭を優しく撫でた。
「…傍に居なくて良いんですか?」
「眠っているし、クリーチャーが傍にいるから大丈夫だ。
それよりもシリウスを怖がらせているのではないかと」
「僕なら大丈夫です」
反論する前よりも溺愛になっていて、やりすぎたかなとシリウスは少し後悔していた。
「シリウス。
お口を開けてごらん」
「んっ…甘い。
これ、なに?」
飴でもチョコレートでもなくて幼いシリウスは首を傾げる。
「キャラメルだよ」
「美味しい」
「食べたら歯磨きするのよ。
虫歯になったら、痛くなっちゃうからね」
「ふぁ〜い」
オリオンは実は甘党で以前のシリウスはそこまで食べなかったが、今は幼いのもあって甘いのが好きだ。
「母様は食べたことある?
美味しいよ」
「えぇ、ありますよ」
寄り掛かってひっついても口調が砕けても両親は溺愛ゆえに人前でしないならまだ幼いので許してくれる。
「シリウス…?
いつの間にピアノを」
(ヤバイ…見られるとは)
「習わせてないはずだが。
楽譜も読めるのか?」
「……っ…」
以前は習っていたから懐かしくて弾いてしまった。
「あぁ、叱らないよ」
「…本で見たの」
「それで弾けたのか。
君は本当に凄いな」
真実を話したところで信じてもらえないので誤魔化すしかない。